記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
・北海道大学の過去問を実際に解きながら解説
目次
北海道大学の英語の傾向
北海道大学は全ての大問が「英語の文章を読む」形式になっていて、英文を読む力が求められています。
長文の中で英作文や会話文も出題されていて、このあたりも対策しておかなければいけません。
英作文では英語で回答を書く問題に加えて、自由英作文も出題されています。
配点もかなり高いので、しっかりと対策しておかなければいけません。
会話問題は英文が読めていれば回答できる問題が多く、特別な対策をするよりも、過去問演習が重要です。
二次試験ではリスニング問題の出題はなく、マーク式の問題が6割、記述問題が4割ほどの比率になっています。
「文学部」「教育学部」「法学部」「経済学部」「理学部」「医学部(医学科・保健学科)」「歯学部」「薬学部」「工学部」「農学部」「獣医学部」「水産学部」などたくさんの学部がありますが、問題は共通です。
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北海道大学の英語の難易度/レベル
全体的に難問が出題されることは少なく解きやすいですが、90分間で4つの長文問題が出題され、なおかつ記述問題も多いので、時間制限はかなり厳しく感じるでしょう。
受験生はどうしても記述式の問題を日ごろから避けてしまい、正しく回答ができない、回答に時間がかかってしまうという人が多いです。
しかし北海道大学を受験するのであれば記述式の問題の攻略は必須ですし、できる限り早い段階から記述問題の対策に取り組むようにして、慣れていきましょう。
英語長文のレベルについて
英語長文の理解度を問う問題も多いため、文章をなんとなく読んでいては得点が稼げないので、長文を論理的に理解できるように鍛えていきます。
語彙については、それほど難しいものは出ず、たとえ長文の中に難しい単語があっても前後の文脈から容易に想像できるものが多いです。
細かな知識というよりは、英文を素早く正確に、深く理解しながら読む力と記述力が、北大に合格するためのカギになっています。
旧帝大というとかなり難しい印象を持つかもしれませんが、大学受験レベルを超えるような難易度ではありません。
やるべきことをしっかりとやっていれば、合格点が取れるので安心してください。
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北海道大学の英語長文の対策法
北海道大学の英語長文は、スピードと読解力の両方が求められます。
700ワード前後の長文が3つに加えて会話問題もあり、それらを90分で解かなければいけません。
自由英作文も出題されているので、できるかぎり英語長文を読む時間は節約したいところです。
難しい単語はあまり出てこないものの、記述式の問題も多く、長文を深く理解することが大切です。
テクニックでの突破は不可能で、「ゆるぎない英語力」が要求されています。
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まずは1文1文を読めるように
速読力、読解力を高めるためには、まずは英文を1文1文しっかり読み取る力が必要になります。
1文1文が読めていない状態でスピードを求めていっても、いつまでたっても英文は読めるようになりませんからね。
まずは基本的な5文型や仮定法、比較といった、英文法を理解するところからです。
しっかりと英文法を学んだうえで、1文1文を精読するトレーニングをしていきましょう。
「英文解釈の技術シリーズ」など、英文の精読の練習ができる参考書を使って、英文を読めるようにしていきます。
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精読力を長文読解へ活かそう
精読力が身についたら、自分のレベルより1つ、2つ下のランクの易しい英語長文から取り組んでいきましょう。
いきなり北海道大学の過去問や難しい長文に挑戦しても、読めるはずがないですし、まずは基礎固めです。
「英語長文ハイパートレーニング」「英語長文ポラリス」「英語長文レベル別問題集」など、1文1文の構文の解説が詳しい問題集をおすすめします。
論理的な読解力を鍛えよう
北大のような文章量が多い英語長文を読む際には、論理的な読解力も必要になります。
パラグラフごとに要点をメモしていくと、文章の内容を整理しやすくなります。
その中で「筆者の主張」を見つけながら、長文を読んでいきましょう。
スピードアップも大切
力がついてきたら北大のような700wordsほどの英語長文を、毎日読んでトレーニングしてください。
「正確に読む」意識は忘れずに、自然とスピードアップしていくのが理想的です。
いきなり時間だけを意識して無理にスピードを上げても、内容が頭に入ってこないので、得点は伸びません。
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小説の読み方/解き方
北海道大学の英語長文は、小説が出題されるケースもあります。
小説は論理展開があまり無い分、「イメージ」がとても大切です。
小説を読む際には登場人物や雰囲気をイメージして、臨場感を持ってストーリーを追っていきましょう。
冒頭から最後までイメージしながら読み進められれば、文章の内容は自然と頭に入ってきます。
基本的な英文の読み方は評論文と変わりませんから、難しく考える必要はありません。
>>もっと詳しく北海道大学の英語長文の攻略法を知りたい受験生はこちら
内容一致問題の解き方
北大の英語長文では最後に、内容一致問題が出題されます。
6つの選択肢から、正しいものを2つ選ぶ形式など。
選択肢が多い分、細かい部分にキズがある場合も多いので、文章を最後まで読み切ってから解こうとすると、どれが正解でどれが不正解か、わからないでしょう。
長文の読み直しをしなければいけなくなると、タイムロスになってしまいます。
そうならないように、1つのパラグラフ読むごとに、選択肢に目を通して、判断できるものから解いていきましょう。
そうすれば内容がバッチリ頭に入った状態で解けるので、時間の短縮にもなりますし、正答率も上がりますよ。
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和訳問題の解き方
北海道大学の英語長文では、和訳問題が出題されることがあります。
下線部だけで考えずに、長文の内容を十分に理解し、文脈をヒントにして和訳をしていきましょう。
下線部には訳しにくい部分や、難易度が高い語彙が含まれているケースが多いです。
まずは訳せる部分を先に訳して、分からない部分を後から推測するようにしましょう。
自力で食らいついて推測していかないと、和訳問題は解けるようになりません。
機械的な翻訳はNG
日本語で訳を書き出す際には、「機械が翻訳したような不自然な文を作らない」ことを意識してください。
文脈に合った自然な、採点者が読んだ時にすんなり理解できる訳を書き出しましょう。
日ごろから和訳問題を解くときに、「自然な訳」を意識して、繰り返し取り組むことで鍛えてください。
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空所補充問題の解き方
長文の一部分が空所になっていて、そこに正しい語句を挿入する問題。
空所補充問題は長文の流れをしっかりと理解したうえで、「推測」することが大切です。
選択肢が用意されていることも多いですが、選択肢を見る前に自力で推測してから、一番近い選択肢を選びましょう。
先に選択肢を見てしまうと、どうしても先入観が入ってしまい、ミスの原因になってしまいます。
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北海道大学の英作文/自由英作文の対策法
北海道大学では英語で回答する問題と、自由英作文が出題されています。
自由英作文では自分の意見を、明確に英語で書きあげていきます。
どちらも英語長文を読み、その内容を踏まえて記述する形式です。
和文英訳型の問題の解き方
英作文のコツは、難しい表現を使わないこと。
基本的に英作文は減点方式です。
中学~高校基礎レベルの簡単な文法のみで英文を作っても、ミスが無ければ点数を引かれることはありません。
英作文は基本的な英文法のルールに沿って、書いていくことになります。
英文法を勉強する時は英作文を意識して、例文を音読したり、ノートに書き出したりしていきましょう。
重要な例文を反復して練習することで、自然とその文法事項を使った英文を書けるようになります。
英語長文に含まれている表現を上手く使うと、より英文が書きやすくなるでしょう。
おすすめの参考書は「英語長文ハイパートレーニング 和文英訳編」。
「英作文をどう書くか」から解説してくれるので、ゼロからスタートできます。
英文の書き方が全く分からない人でも、1か月後には英文が書けるようになっているでしょう。
自由英作文の解き方
繰り返しになりますが、北大の英語は制限時間がとても厳しいです。
少しでも時間を節約できるよう、使いやすい英文の「型」をいくつか用意しておくと良いでしょう。
北大では受験生の意見を問う問題が多いので、自分の意見を主張する型を覚えておいてください。
①私は○○と思う。その理由は、○個ある。(主張)
①I agree/disagree /think 〜.I have ○ reasons for this.
②第一に~。第二に~。(理由付け)
②Firstly,〜.Secondly,〜. Thirdly, ~. ……
③これらの理由から、私は○○と考える。(再主張)
③That is why I think〜.
自分なりに書きやすい「型」を持っておくと、自由英作文にかかる時間を短縮できますよ。
日ごろから新聞やコラムなどを見て、日本語で良いので、自分の頭の中にある「型」に当てはめながら意見を考えるトレーニングをしておくと効果的です。
まずは日本語で意見を考えよう
自由英作文を書き始める前に、「日本語で文章の構成を考える」ことがとても大切。
いきなり英語で文章を書いてしまうと、文章の構成がガタガタになってしまうことがあります。
まずは日本語でキッチリと文章の構成を考えてから、自分が書ける英語で表現していきましょう。
おすすめの参考書としては、「英作文ハイパートレーニング 自由英作文編」。
北大のように「自分の意見を主張する」タイプの自由英作文をたくさん演習できます。
オーソドックスな型も学べるので、自由英作文ハイパートレーニングを1冊勉強してから、過去問演習を行うと良いでしょう。
会話問題の対策法
北大では会話文と、その内容をまとめた英語の文章が出題されます。
会話の内容をまとめた英語の文章に空所があり、その空所を埋めていく形式。
解き方のコツとしては、会話文を読みながら、空所補充問題も同時に解いていくこと。
会話文をすべて読んでから空所を補充しようとすると、内容が頭から抜けてしまって、もう一度読み直さなければいけなくなってしまうでしょう。
時間制限が厳しい北大では、このタイムロスは命取り。
そうならないように、会話文を3分割して、3分の1読むごとに、空所補充問題を解きましょう。
解けない問題はパスして、文章を最後まで読み切ってからもう一度解いてくださいね。
最後まで読み切った時には会話の全体像が頭に入っていますし、選択肢も少なくなっていますから、問題も解きやすくなっているはずです。
会話をイメージすることが大切
会話文を読む際には、会話をしっかりとイメージしてください。
「どんな人が、どこで、どんな雰囲気で」会話しているかをイメージしながら読んでいくことで、内容が頭に入りやすくなります。
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北海道大学の英語の対策&勉強法まとめ
北海道大学の英語はテクニックではなく、本物の英語力が問われます。
日ごろから英語に触れる機会を増やして、「受験英語」としてではなく、言語として英語を学んでいきましょう。
ぜひもう一度ここまでの内容を読み直して、より深く対策法を学んでくださいね。
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
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