大学に通いながらも、志望校を諦めきらずに勉強を続けていくという状態が、仮面浪人。
つまり「大学生」という仮面をつけた状態で、ひそかに志望校を目指すという状態ですね。
私の知り合いにも仮面浪人をしていた方がいて、その人にもたくさん話を聞いていたので、仮面浪人に関することは深く理解しています。
また私自身も浪人を経験しましたので、仮面浪人をする人の気持ちはすごくわかります。
仮面浪人をしようか、普通に浪人してしまおうか。
それともそのまま、合格した大学に通い続けようか。
大学受験は成功ばかりでないからこそ、こんな悩みを持っている受験生も多いでしょう。
こんな悩みは早く解決して、納得いく決断をした方が良いんです。
中途半端でずるずる行ってしまうのが一番、時間がもったいないですからね。
ですからここでは、仮面浪人について余すことなく説明します。
この記事を読んで、あなたが仮面浪人に関するモヤモヤを解消できるよう、全力で語っていきます!
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目次
仮面浪人を選択する人のパターンは2つ
仮面浪人を選択する理由主に2つで、1つは志望校に合格したいけれど、浪人をする勇気がないというケース。
たしかに浪人というイメージは良いものではないですし、抵抗がある人も多いでしょう。
そしてもう1つは一度は志望校を諦めて進学したけれど、やはりどうしても諦めきれないというケース。
自分の心を抑えて滑り止めの大学に通っても、やはり志望校への夢は諦められないという人は少なくありません。
この2つのケースのどちらかに当てはまる人が、仮面浪人を選択することになります。
現在通っている大学に満足できていない人が仮面浪人をすることになるので、マーチよりランクが下の大学には、結構多くの仮面浪人の方がいらっしゃいます。
私の知人は日東駒専の大学に通っていたのですが、クラス内でも仮面浪人をしている人がかなり多かったようです。
クラス内で仮面浪人の人が多いと、行事や飲み会などをしても集まる人が限られていて、ちょっと寂しい雰囲気になってしまいます。
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仮面浪人は、実はデメリットが多い
私が仮面浪人を選択しなかった理由は12回の受験全てで失敗してしまったからというのもありますが、デメリットがかなり多いと感じたのも1つの理由です。
「1年もあれば大学に通いながら、成績を伸ばせるだろう」と考える人も多いと思いますが、そんなに甘いものではありません。
仮面浪人に限らず、通常の浪人ですらさほど合格率は高くなく、成績が落ちてしまうケースも珍しくないんです。
だからこそ私は勉強量を増やすために自宅浪人を選び、結果として偏差値40ちょっとのところから大きく成績を伸ばして、早稲田大学に合格できました。
宅浪をした自分の経験、そして仮面浪人をした知人の話を踏まえて、仮面浪人のメリットとデメリットを詳しく解説していきます!
最初にデメリットをお伝えした後、メリットについてもお伝えしていきます。
仮面浪人のメリット・デメリットについては、実際に仮面浪人をした方にインタビューもしながら情報を集めました!
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仮面浪人のデメリット①勉強時間が減る
大学に通いながら勉強するとなると、もちろん勉強時間が少なくなってしまいます。
大学に通う往復の時間や大学の講義を受ける時間、課題をこなす時間など、挙げればきりがありません。
勉強時間が少なくなれば当然、成績も上がりにくくなりますよね。
どうしても合格したい志望校があるから浪人するのに、勉強時間が少なくなってしまっては、本末転倒です。
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仮面浪人のデメリット②仮面で通う大学を楽しめない
仮面浪人をした大学に、「本当はここに行きたくないのにな」なんて思って通っていたら、大学生活は絶対に楽しめません。
勉強が忙しくて、サークルやイベント、飲み会にもなかなか参加できないでしょう。
そうするともちろん、友達もできにくくなってしまいます。
万が一、仮面浪人に失敗してその大学に通い続けることになったとき、貴重な大学1年生の期間を楽しめずに、2年生になってしまいます。
そして大学1年生であまりなじめなかった場合、そのあとの学生生活も、100%楽しむことはできないでしょう。
「浪人の期間の1年間をムダにしたくないから、仮面浪人する」
という人はとても多いですが、100%楽しめずに通う大学の1年間なんて、それこそ本当にもったいないですよ。
志望校に向けて、勉強だけに打ち込む。
勉強をやり切って、その上で通った大学で思う存分キャンパスライフを楽しむ。
こちらの選択肢の方が、私は楽しいし後悔がないと思います。
仮面浪人のデメリット③お金がかかる
大学に通うという事は、入学金や授業料、交通費、イベント代など、様々な費用がかかります。
もし仮面浪人に成功し、志望校に通うことになったとしたら、さらにもう一度入学金を払うことになります。
そして授業料も、余分にもう1年分払わなくてはいけません。
1年の授業料が100万円、入学金が30万円とすると、130万円ほど余分にお金がかかってしまうんです。
もし予備校に通うということになれば、さらに支出が大きくなります。
それを補填するためにアルバイトをすれば、それだけ勉強にかけられる時間が短くなってしまうので、合格率も落ちてしまうので気を付けなければいけません。
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仮面浪人のデメリット④勉強以外の悩みが出る
少しでも合格率を上げるためには、勉強だけに集中して、のめりこむ必要があります。
しかし大学に通うことで大学での人間関係や、授業の出席・課題、イベントのことなど、勉強以外の悩みがたくさん出てきてしまいます。
特に人間関係の悩みは大きなストレスになりやすく、受験勉強を行う上でとても大きな障害になる可能性があります。
仮面浪人のデメリット⑤どうしても甘えが出る
浪人をして勉強を進めていると、たくさん悩みが出てきます。
なかなか成績が伸びず、壁にぶつかることもあるでしょう。
そんな時に仮面浪人している大学に逃げて、受験を諦めてしまうケースもとても多いんです。
人間は辛い時に逃げ道があると、どうしてもそちらに甘えてしまいがちです。
心のどこかで甘えがあると、100%の力で勉強に打ち込めず、成績が上がらないという事も珍しくありません。
「もう一回受験して落ちたら嫌だから、保険として仮面浪人する」
という保険をかけてしまう方もいますが、1年間本気で勉強した後、同じ大学に落ちてしまうなんてことはほとんどありません。
万が一、志望校に合格できなかったとしても、ワンランク・ツーランク上の大学に合格できる可能性は、かなり高いでしょう。
通いたくもない大学を保険にするよりも、そんな保険を取っ払って、本気で勉強に打ち込んでください。
その時に初めて、あなたの奥底にある潜在能力が引き出されるでしょう。
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仮面浪人のデメリット⑥成功率が低い
仮面浪人をしている方はちらほら見かけますが、その成功率はわずか10%ほどと言われています。
たしかに私の友達でも、仮面浪人をするといって大学に入学したけれど、いつの間にか受験勉強をやめていた人がいました。
仮面浪人は数々の負担を抱えながらの受験勉強になるので、やはり成功率は低くなってしまいます。
仮面浪人をするメリット
ここまでは仮面浪人のデメリットをお伝えしてきましたが、ここからはメリットをお伝えします。
仮面浪人で成功している方も少なからずいらっしゃるので、「仮面浪人は絶対に良くない」と言いたくないということもあり、仮面浪人をされた方にメリットを聞いてみました。
私は仮面浪人にメリットがあることを知らなかったのですが、仮面浪人をした方からすると意外とメリットもあるようです。
仮面浪人のメリット①親を安心させられる
仮面浪人をすることで、保護者の方は「浪人をしなくて良かった」ととても安心するようです。
自分が浪人を経験している場合はそうでもないかもしれませんが、「浪人」ということに強い抵抗がある保護者の方も少なくありません。
ですから大学に通っているだけで、親孝行になるケースもあるんです。
保護者の方に安心してもらえれば、浪人に関する話で喧嘩になってしまうことも少なくなるはずです。
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仮面浪人のメリット②心が安定する
周りに浪人をしている友達がいないと、浪人をしていること自体が不安になる人も多いでしょう。
予備校に通っていなければ一人で勉強しなければいけませんし、孤独に苦しむこともあるかもしれません。
その状態で勉強を進めると、学力を伸ばすこと以前に、精神との戦いになってしまう可能性があります。
大学に通えば授業を受けたり友達を作ったり、キャンパスライフを楽しみながら、良い精神状態で勉強を進められます。
また大学に通っていれば、「もし落ちてしまってもなんとかなる」という保険になります。
精神的な安定を保つためにも、形だけでも大学に通うという選択肢もありかもしれませんね。
仮面浪人のメリット③勉強へのやる気が出る
志望校でない大学に通うと、「やっぱりこの大学じゃなくて、志望校に行きたい」という思いが強くなる人が多いようです。
私の知り合いも仮面浪人で大学に通い、どうしてももっと上の大学に通いたいという思いが強くなったと言っていました。
その強い思いが勉強へのモチベーションとなり、1年後に志望校に合格できたとの事です。
仮面浪人のメリット④進学先の大学を好きになることもある
進学先の大学に通ってみたら、友達もたくさんできて、授業の質も高く、意外と気に入ってしまうというケースもあるようです。
自分が通っている大学に満足できれば、仮面浪人をやめて後悔することもないでしょうし、その選択も間違いではありません。
大学を体験できるという点では、仮面浪人にも大きなメリットがあると言えるでしょう。
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入学後に休学して仮面浪人をするのも1つの手
保護者の方がお金を出してくれるのであれば、入学後に休学して席だけおさえておき、受験勉強に専念するというパターンもあります。
お金が結構かかってしまいますが、精神的な安定や社会的な立場を固めつつ、さらに上の大学を目指すという挑戦ができます。
もし浪人しているということが恥ずかしいという場合でも、「大学に通っている」と言えるのが、心の支えになってくれるかもしれません。
単位の引継ぎができるケースもある
大学にもよりますが、前の大学で取った「単位の引継ぎができる」ケースもあるようです。
仮面浪人をすると重複して単位を取らなければいけないのが大きなデメリットですが、それを解消できる可能性があります。
このあたりは仮面浪人をしている大学や、志望校に問い合わせるなどして、必ずチェックしておきましょう。
仮面浪人の成功例を紹介します
私の知人で日東駒専で仮面浪人をして、マーチに進学した人がいます。
その人は大学の友達をあまり作らず、サークル活動や学校の行事にもあまり参加していませんでした。
それが必ずしも良いこととは限りませんが、勉強に集中できる環境は作っていたようです。
受験が近くなった時期は大学に通う回数を減らして、勉強に費やす時間を増やしていました。
また大学とは別に進学用の予備校にも通っていて、他の浪人生とも刺激し合えたこともプラスだったと話していました。
予備校に通っていれば勉強時間を確保できますし、「自分は受験生だ」という強い意志を持って勉強できるのが大きいですよね。
予備校では模試を半強制的に受けさせられるので、大学生活をしていると忘れがちな、「自分と志望校の学力の差」を常に意識し続けられます。
仮面浪人をしていたその友達は、浪人を経験した先輩に色々と話を聞きながら勉強を進めていたそうです。
仮面浪人という特殊な選択肢を選ぶのであれば、相談できる人は絶対にいた方が良いですね。
浪人を経験している先輩がいれば、これ以上心強いものはありません。
私も宅浪を経験して、早稲田大学に合格したので、浪人をしている方の気持ちは痛いほどわかります。
ですからLINEにて私にメンタル面から勉強のことまで、いつでも相談できるサービスをご用意しました。
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仮面浪人を成功させるコツ
私が浪人をスタートしたときは、偏差値が40ほどでどこの大学にも合格できませんでした。
そこから偏差値70を超え、早稲田大学に合格できたのは勉強法を見直したからです。
志望校に落ちてしまった時点で自分の勉強法は間違っていた可能性が高く、その勉強法を継続してしまうと、また同じ結果になってしまいます。
ですからまず初めに、自分の勉強法を見直して、「これなら合格できるぞ!」という手ごたえを持って勉強を進めていくことが大切です。
私の場合は勉強法を見直した際に、「英語の長文を徹底的に勉強する必要がある」と気づきました。
英語の長文は配点がとても高く、英語という教科の出来を大きく左右します。
配点がとても高いにもかかわらず、難しい英語長文を読める受験生は少なく、これが原因で志望校に落ちてしまうケースがとても多いです。
私が英語の偏差値を30伸ばした、英語長文の読み方をマネしてみたい受験生は下のラインアカウントを追加してください!
仮面浪人で成功するコツ
・サークルやアルバイトなど、勉強以外の活動の時間はできる限り削る
・予備校に通うなどして、勉強に集中できる環境を作る
・これまでの勉強法を必ず見直して、質の高い勉強法で進んでいく
・仮面浪人をしていても「自分は受験生だ」という意識は忘れない
・受験が近づいてきたら、大学に通う頻度をできる限り減らす
仮面浪人のメリットとデメリット、成功のコツまとめ
志望校に落ちてそれでも諦めきれずに、もう一度受験に挑戦する。
どうしても合格したい、それでも手が届かなかった志望校に合格するためには、全力で勉強するしかないんです。
全てを捨てて、勉強だけに打ち込んで、それでやっと手が届くか届かないか。
そういった意味ではやはり私は、仮面浪人はあまりおすすめしていません。
仮面浪人をして勉強時間が少なくなり、それで志望校に合格できなかった時に悔いが残ってしまう可能性がありますからね。
これからの人生、その後悔をずっと引きずってしまうかもしれません。
もちろん仮面浪人で成功された方もいらっしゃるので、自分でスケジュールをきちんと立てて、自分に厳しく勉強できれば、成功できる可能性はあります。
私は偏差値40から、自宅浪人で早稲田大学に合格しました。
この浪人の1年で、私の人生は大きく変わりました。
自分がどうしても行きたかった志望校に合格できたのは一生の財産ですし、今でも早稲田大学卒の学歴は自分にとってとても大きいです。
浪人をする1年間という期間には、それだけの大きなチャンスが秘められています。
仮面浪人をするにしても、普通に浪人するとしても、このチャンスを絶対に掴まなければいけません。
そのために自分ができることをもう一度考え、スケジュールをきちんと立ててから、勉強を進めていきましょう。
仮面浪人のメリットまとめ
・親を安心させられる
・精神的に安定する
・改めて志望校への思いが強くなる
・進学先の大学を好きになる可能性もある
仮面浪人のデメリットまとめ
・勉強時間が減る
・大学生活を100%楽しめない
・勉強以外のことでの悩みが増える
・お金がかかってしまう
・保険があるとどうしても甘えが出てしまいがち
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
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