政治経済を選んでいる受験生って、周りにあまりいないですよね。
勉強法がイマイチわからない・・・
友達に相談できない・・・
年号って覚えたほうがいいの・・・?
政経で受験できない大学があるって本当?
参考書や問題集は何を使えば良いの?
政治経済を選択している仲間が少ないからこそ、どうしても不安になってしまいますよね。
私も政治経済を選択している友達がほとんどおらず、初めは不安を抱えながら勉強を進めたので、とても気持ちが分かります。
最終的には政治経済の偏差値は安定して70を超えるようになり、入試でも政経を武器にして、早稲田大学しました。
苦労をしながらも攻略した政治経済という教科には強い思い入れがありますので、あなたにも貴重な情報が提供できると自負しています。
ここでは私が独学で政治経済の偏差値が安定して70を取れるようになるまで、どのようなステップで勉強を進めたかをお伝えしていきます!
政治経済を選択した最初の段階から、早稲田大学を入試で合格点を取れるようになるまでの流れを、1つずつ詳しく解説していきましょう。
あなたもしっかりと取り組んでいただければ、偏差値が70を超える可能性は十分にあります。
記事と筆者の信頼性
・筆者は政経の偏差値が70を超え、早稲田大学に合格
・時事問題や年号の問題なども攻略
・早稲田の入試では政治経済の平均点を大幅に上回る
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
目次
政治経済を選択するメリット・デメリット
政治経済を選択するメリット
政治経済という教科を迷いなく勉強していくうえで、メリットとデメリットはしっかりと理解しておいた方が良いと思います。
私が感じた一番のメリットとしては、勉強時間が世界史や日本史と比べて、圧倒的に少ないこと。
選択科目にかける時間を少なくできたので、英語や国語により多くの時間を費やすことができ、全教科をバランスよく伸ばせました。
私の兄は日本史選択だったのですが、覚える量がかなり多く、英語や国語よりも勉強時間を使わなければいけなかったと言っていました。
また政経の知識は、受験が終わってからも、ニュースや新聞を読むときに役に立ちますし、一般常識としてとても大切です。
実生活につながる勉強になりますので、興味をもって勉強を進められるでしょう。
政治経済を選択するデメリット
政治経済を選択する一番のデメリットは、受験できる大学・学部が狭まってしまうこと。
政経NGの私大
・慶應義塾大学
・早稲田大学の文学部/文化構想学部/政治経済学部/国際教養学部
・上智大学
・津田塾大学
・関西学院大学
・甲南大学
以上の私大は、政治経済での受験ができません。
上記の大学・学部を志望する受験生は、政治経済という選択肢がそもそも無くなってしまいます。
また周りに政治経済を選択している友達が少ないと、情報がなかなか入ってこないので、勉強を進めるのが少し難しいかもしれません。
政治経済は選択する受験生が少ない分、市販の参考書や問題集も少ないです。
だからこそ自分に合ったものを見つけるのが難しく、悩んでいる受験生も良く目にします。
私はこういったデメリットを考慮したうえでも、勉強時間を大きく削減できるというのはとても貴重だと思ったので、政治経済を選択しました。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
大学受験の政治経済は難しいって本当?
大学受験では色々な入試科目がありますが、どれが特別に難しいということはありません。
例えば大学の入試問題で、政治経済の平均点だけ低かったとしましょう。
そういった場合には他の教科の選択者と比べて不公平が無いよう、得点が調整されるようになっているケースがほとんどです。
他の教科と比べて政治経済だけが難しいといったことはありませんから、その辺は安心してください。
ただ政治経済という教科は、他の教科と比べて最新の情報を入手しなければいけません。
「政治経済で受験できる大学・学部が毎年変わる」「時事問題が出題される」「年によって答えが変わる問題がある(例えば現在の総理大臣を答えよなど)」などなど、常に情報にアンテナを張っておく必要があります。
日本史や世界史であれば基本的に、参考書や学校で学んだ内容をきちんと理解していればそれでOKなので、安心感はありますね。
政治経済と日本史や世界史、地理、どれを選べば良い?
「選択科目はどれを選ぶのがおすすめですか」というご質問は、とても良く頂きます。
しかしこればかりは、必ずしもどれが正解と言えるものではありません。
例えば私の場合は年代を整理してタテとヨコのつながりを理解したり、たくさんの人物の名前を覚えたりするのが、本当にニガテでした。
ですから私にとっては日本史や世界史という教科は、向いていなかったということになります。
逆に政治経済の内容が頭に入ってこない、歴史がとても好きだという人もいるでしょう。
そういった人にとっては、日本史や世界史を選択した方が成績が伸びる可能性が高いです。
どの教科を選んだ方が良いという指標は無いですから、ご自身がどの教科が好きかで選ぶのが良いと思います。
ただ自分が受験する大学で、政治経済が選択できるかどうかだけは必ずチェックしておいてください。
政治経済は大まかに、下のフローに沿って勉強を進めていきます。
まずは政経を勉強する上で、最初から最後まで重要な「7つのポイント」をお伝えします。
このポイントを意識して、政治経済の勉強に取り組んでいきましょう!
政経ステップ①軸となる勉強法を知る
①インプットとアウトプットをバランスよく
政経に限ったことではないのですが、講義形式の参考書などでインプットばかりをしたり、問題集でアウトプットばかりをしたり、偏った勉強をしてしまっている受験生が多いです。
インプットばかりでは実際の問題でなかなか得点できませんし、記述式の問題では漢字や正式な名前が出てこなくなってしまうケースが多いです。
一方でアウトプットばかりだと政治経済の本質を理解できず、解いた問題から得られる知識だけを暗記することになってしまいます。
ですからインプットとアウトプットをバランスよく進めるというのは、本当に大切なことです。
私が受験生の時も、「講義形式の参考書を勉強する→問題集や過去問を解く→足りない部分をまた勉強する」というサイクルを、ひたすら繰り返して偏差値を伸ばしていきました。
勉強を始めたばかりの時でも、まずは一気にインプットと考えずに、勉強した分野ごとにアウトプットを進めていくと良いでしょう。
最初に一気に覚えようとしても、問題を解き始めたときにはほとんど忘れてしまっている可能性が高いですからね。
教科書だけで勉強を進めようとしている方もいますが、分かりやすい参考書や問題集を勉強した方が良いでしょう。
②インプットの参考書の勉強方法
インプットの参考書を勉強する際、どのくらいの深さまで覚えるのか、悩んでいる受験生も少なくないでしょう。
結論としては、「隅から隅まで覚えるくらい」勉強してください。
特に早稲田大学を受験するのであれば、用語集にしか載っていないような細かい知識が出題されることも珍しくありません。
色々な知識を覚えることで、知識がつながっていって、記憶が頑丈なものになります。
とは言え最初から隅々まで覚えるのは難しいですから、最初は流れを学んで、重要な語句を覚えて、最後に細かい部分を学習するというように、ステップを踏んでいくのが良いですね。
志望校の過去問にも触れていって、どこまで細かく覚えるべきかを研究していくのも大切です。
1回で暗記しようと思わない
講義形式の参考書を勉強するときは、「2度と忘れないように覚えないと」と考えるのは危険です。
人間は1回の暗記にどんなに時間をかけても、すぐに忘れてしまう生き物です。
それなのに1回の暗記で多大な時間をかけていては、ものすごく効率が悪くなってしまいます。
重要なのは、何度も繰り返して勉強し、何度も頭に覚えこませる、慣れさせることです。
私は入試の本番までに、講義形式の参考書を20周ほどする中で、完璧に覚えていきました。
20周と言えばかなり多く感じるかもしれませんが、1日の勉強時間で言えば1時間も取っていなかったので、効率はとても良かったです。
「人間はどうせ忘れてしまうものだ」と認識し、1回の暗記に時間をかけすぎないようにしましょう。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
③政治と経済の勉強のバランス
例えば先に政治を完璧にしてから、後で経済をやろうとすると、高い確率で政治が得意分野になり、経済が苦手分野になります。
もちろんその逆もしかりです。
政治経済に限らず、受験勉強は全教科・全分野をバランスよく進めて、苦手を作らないことがとても大切。
人より得意な部分を作って差をつけるよりも、苦手を作らずに勉強した方が、明らかに難易度が低いからです。
ですので政治と経済、どちらかを先にと決めず、両方をバランスよく勉強していきましょう。
④語句は書けるようにするべきか
記述式の試験を受験しないのであれば、必ずしも語句を書けるようにする必要はないかもしれません。
しかし自分が受験しようとしている大学の問題形式が変わる可能性は、十分にあります。
また志望校が変わる可能性もありますし、併願校では記述が必要かもしれません。
基本的には語句も書けるようにしておくに、越したことはないでしょう。
自分が受ける大学・学部の過去問にまずは目を通し、どれくらいの深さまで勉強するべきかを先に知っておいてください。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
⑤政経の年号の勉強法について
政治経済でも年号の問題は頻出なので、必ず覚えましょう。
世界史や日本史と違って、政経の年号を暗記する参考書はほとんどありません。
そのため年号の暗記をしていない受験生は多く、軽視されがちです。
ですが実際の入試問題では、年号の問題は頻出です。
つまり政治経済の年号の問題は、ほかの受験生と大きく差をつけるチャンスなんですよ。
政経の年号の覚え方
では政治経済の年号は、どのように覚えていけばよいのでしょうか。
おススメは、自分で年号表を作ることです。
問題集や模試、過去問を解いていると、年号が問われることも多いです。
問われた年号をしっかりと年号表に追加していきましょう。
そうすると頻出の年号をどんどん貯めていけるので、年号問題で、ほかの受験生と大きく差をつけられますよ。
年号を問う問題パターン①
・大日本帝国憲法が発布された年号を書きなさい。
・消費税3%が導入された年号を書きなさい
年号を問う問題パターン②
・選択肢の出来事を、年号順に並び替えなさい。
①日ソ共同宣言
②日中平和友好条約
③日韓基本条約
④日中共同声明
⑥政経の過去問や模試の活用法
政治経済は模試の復習が最も大切といっても、過言ではありません。
政治経済は出題される内容が年によって変わりますし、「これ政治経済の問題なの?」なんてマニアックな内容も出題されます。
だからこそ過去問や模試で出てきた知識や、参考書や問題集に載っていない知識を、1つでも多く吸収していかなければいけないのです。
政治経済は参考書の数が限られているので、その参考書に載っている知識は、基本的に正答率がかなり高くなります。
過去問や模試で出てきたマニアックな知識は、差がつくポイントになるので、必ず対策しておきましょう。
専用のノートを用意し、そこに新たな知識を毎回書き込んでいってください。
ノートの作り方としては、参考書や問題集でニガテな部分に加えて、さらに幅広い知識を書き込んでいくのがポイント。
この積み重ねが入試本番での、点数の底上げになりますよ。
⑦政治経済の参考書・問題集は最新のものを使おう
政経は時事的な内容も多く、内容が流動的に変わっていきます。
変わっていく部分は現代の社会でもとても大切なので、入試問題でも狙われるケースが多いです。
参考書や問題集が古いと、情報も古くなってしまい、現代の入試問題に対応できない可能性があります。
各参考書や問題集を中古で購入する場合は、最も新しいバージョンのものを購入してください。
ここからは政治経済を選択する人に向けて、具体的な勉強法とおすすめの参考書や問題集を解説していきます!
政経の勉強ステップ②旧センター試験で7割取る
ここまでで学んだ「政治経済の勉強法の軸」を土台に、実際に勉強を進めていきます。
センター試験はすでに廃止されてしまいましたが、大学入学共通テストの形式の問題はあまり入手できません。
ですから旧センター試験の過去問を、演習用の問題として活用していきましょう。
センター試験の過去問で7割ほど取れるようになれば、ある程度は基礎が固まったと言えます。
偏差値でいえば55ほどは取れるようになってきます。
高校生の方であれば、定期テストでも高得点を狙えるようになるでしょう。
1ヵ月~2ヵ月を目安に取り組んでいってください。
おすすめインプット用参考書
・センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本
おすすめアウトプット用問題集
・マーク式基礎問題集 政治・経済
・センター試験過去問
「センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」を、語句を書けるようになるまで覚えたら、マーク式基礎問題集 政治・経済でアウトプットしましょう。
そして一通りインプットとアウトプットが終わったら、センター試験の過去問を解いてみましょう。
「あ、この辺がちょっと甘かったな」「ここが自分の苦手な分野だな」などと過去問を解いて、初めて自分の勉強の進め方を反省できるようになります。
この反省を持ってもう1周、インプットとアウトプットを繰り返して、再び過去問に挑戦しましょう。
そうするとまた反省が出てきます。
このサイクルをどんどん回しまくって、センター試験の過去問で、安定して7割取れるようになったら、次のステップへ進みましょう。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
政経の勉強ステップ③関関同立/MARCHで合格点
このステップでは、ここまで勉強してきた内容を土台に、さらに上のレベルを攻略します。
ステップ1でお伝えした、年号や過去問の復習など、勉強の軸となる部分は引き続きこのステップでも継続して実践くださいね。
「早稲田大学」を狙う受験生以外は、このステップが完璧になれば、政治経済で合格点が取れないことはほぼ無いといっても過言ではありません。
MARCHや関関同立の政治経済で合格点を取れるようにして、旧センター試験では9割を目指して取り組みましょう。
偏差値60が見えてくるラインになってきます。
インプット用参考書
・蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本
アウトプット用参考書
・新政経問題集
・東進 政治経済一問一答
・志望校の過去問
「蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本」を1分野インプットしたら、すぐに「新政経問題集」、「東進 政治経済一問一答」で同じ分野をアウトプットしましょう。
「畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義」も有名ですが、個人的には「蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本」の方が、網羅性が高いように感じます。
現役時代に過去問演習を何度も行いましたが、MARCHや早稲田でミスした問題の多くは、蔭山氏のテキストに小さく書いてありました。
「蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本」を隅から隅まで暗記することが、周りの受験生と差をつけ、偏差値70を超えるポイントになります。
アウトプットの問題集として、この2冊をピックアップしたポイントは「過去問からのピックアップではない」というところです。
よくある問題集は、色々な過去問からピックアップして、それを詰め合わせたようなものです。
これでは網羅性が低くなってしまいますし、過去問演習とやっていることは変わらなくなってしまいます。
問題集では必要な知識を漏れなく吸収できているかをチェックし、足りない部分を補っていきましょう。
そうすれば新しい知識のインプットもできますし、これまで覚えた知識のアウトプットにもなります。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
政経の勉強ステップ③早稲田大学合格へ
ここまでのステップで、「旧センター試験で安定して9割、関関同立・MARCHで合格点」を取れるようになっているはずです。
逆にそこまでの力がついていないようであれば、まだ基礎の部分で穴がたくさんあいてしまっています。
このステップに移る前に、もう一度基礎固めを徹底してください。
基礎・基本の政治経済の力が付いたら、政治経済が最も難しい早稲田大学の攻略に入りましょう。
このステップを完璧に固めていけば、政治経済の偏差値は70ほどまで取れるようになっていきます。
早稲田大学の政治経済は、差が付きやすい!
早稲田大学は「点数標準化」を採用していると、知っていますか?
例えば世界史の平均点が40点で、政治経済の平均点が30点だったとします。
それなのに同じように点数に加算しては、政治経済の受験生は不利になってしまいますよね。
そのため早稲田大学では、点数の標準化を行い、選択科目によって有利不利がないようにしているのです。
(あなたの点数-平均点)×0.25+(あなたの点数-平均点)+満点の半分の点数+=標準化後の点数
これが私が今まで研究してきた結果出た、早稲田大学の得点標準化の式です。
50点満点で22点しか取れなくても、平均が8点だった場合、
(22-8)×0.25+(22-8)+25=42.5
8割以上も得点できたことになります。
つまり平均点を大きく上回れば、英語や国語の点数を補えるくらい、ガッツリ点数を稼げちゃうんです。
政治経済は「関西学院大学」、「慶應義塾大学」、「上智大学」などの有名大学では使えません。
そして多くの国公立大学でも、二次試験で「政治経済」は使えません。
つまり「慶應を志望している受験生」、「上智や関学を滑り止めにしている受験生」、「東大を第一志望にしている受験生」などなど、たくさんの猛者たちと戦わずにすむのです。
日本史や世界史の受験生と、政経の受験生は少しレベルが低い傾向にあります。
だからこそ政治経済で平均点を大きく上回るチャンスは、十分にあるのです。
そして平均を大きく超えれば点数標準化で、得点が一気にもらえちゃうんです。
私自身も、早稲田大学の入試本番で政治経済で8割取り、その時の平均点は5割ほどだったので、相当な加点をしてもらえました。
あなたも本腰を入れて早稲田の政治経済を攻略すれば、早稲田合格はグッと近づきますよ!
関連記事
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
早稲田の政治経済の攻略は、過去問演習がポイント
ここまでの勉強で、「自分の年号表」、「自分のノート」がどんどんたまってきているはずです。
これを早稲田大学の過去問でも、同じように知識を追加していってください。
早稲田の政治経済の問題は、早稲田の色々な学部で使いまわされることも少なくありません。
志望学部はもちろん、早稲田の過去問は5年分くらい、すべての学部のものを解きましょう。
私も受験生の時は、早稲田大学の政治経済の過去問は全ての学部を解いていき、細かい知識を吸収していきました。
すると入試本番でも、「この問題はあの学部で過去に出題されていたな」という問題が、1問か2問はありました。
入試は1点、2点で合否が分かれますから、過去問演習は必ず取り組んでいきましょう。
そのためにもできる限り早い段階で、政治経済の基本的な知識は固めておいた方が良いですね。
関連記事
山川用語集は、肌身離さず持っておこう
「早稲田大学の社会科目は、山川用語集から作られている」と言われるほど、早稲田の問題は山川用語集から出てきます。
ですので山川用語集は、肌身離さず持って、ボロボロになるまで使い込んでください。
もちろん隅々まで目を通せれば良いのですが、用語集は量が多いのでそれはちょっと難しいですよね。
「勉強していて出てきた用語をチェック」「暇なときにちょっと復習」と言った感じで空き時間に山川用語集を見るようにしてください。
そして「へー、そうだったんだ、知らなかった。」という知識が、たくさん山川用語集には載っています。
その知識を自分のノートに書き込んでいって、もうこれでもかってくらい知識を蓄えていってください。
用語集に載っているような細かい知識を、1つでも多くインプットしておくと、それが本番で役に立つんです。
入試本番には、「もう自分、政治経済について知らないことなんてないんじゃない?」ってくらい、政治経済マスターになってますよ。
そこまでできてやっと、早稲田大学の政治経済の問題で合格点が取れるようになります。
関連記事
早稲田の政経は、時事問題が合否を左右する
早稲田の政治経済は、大問1つが丸々時事問題で構成されることがあるほど、時事問題の出題が多いです。
センター試験や関関同立・MARCHレベルでは、時事問題の出題頻度は低いですし、捨てても合格点が取れてしまいます。
だからこそあまり、時事問題を対策している受験生は少ないです。
時事問題の対策のやり方を知らない受験生もたくさんいますからね。
実際、早稲田の政治経済の平均点が低い年ほど、時事問題の出題が多いです。
つまりつまり、、
政治経済の時事問題の対策すれば、平均点を大きく超えて、得点調整の恩恵を受け、かなり有利に戦えるということです。
時事問題の対策法
時事問題は、「大手予備校の冬期講座」で対策するのがおすすめ。
市販のテキストでは全くもって、歯が立ちません。
新聞やニュースを見るだけでは、政治経済の問題として出題される部分が分かりません。
ですから大手予備校の情報量を、活用させてもらいましょう。
予備校にガッツリ通う必要はありません。
冬期講習の時期になれば、どこの予備校も時事問題の対策講座を始めます。
その際に時事問題の対策の授業だけを、単科で受講することをおススメします。
私の場合は代ゼミのサテライン(映像授業)で、総額3万円ほどで、バッチリ対策できましたよ。
この3万円で早稲田大学に合格できたといっても、過言ではありません。
私が早稲田大学を受験したときも、やはり本番では大問まるごと1つが時事問題で構成されていて、その問題は時事問題の対策をしていなければ手も足も出ないようなものでした。
ちょっと新聞やニュースを見ていただけでは、全く太刀打ちできなかったでしょう。
だからこそこの年の政治経済の平均点は低く、得点調整で大きく点数を上げてもらえました。
①時事問題を直接問うパターン
・現在の日本の総理大臣の名前を漢字で記述しなさい。
・消費税は2020年1月から、何パーセントに変更されたか記述しなさい。
時事問題を直接問われる場合は、本格的な時事対策をしていないと回答できません。
お伝えした通り、予備校などの時事問題の対策講座などで対策しておきましょう。
②近年の時事に関連した知識を問うパターン
例えば内閣の解散が話題になっているときは、それと関連して内閣の仕組みなどが問われるケースが多いです。
環境問題が話題になっているときは、過去の環境に関する事例が問われるなど。
これらは日ごろの政治経済の勉強でカバーできる内容ですが、「ここが出そうだな」と予想をして、試験前により重点的に勉強すると良いでしょう。
関連記事
最後に注意!政経受験者は偏差値が高く出やすい
私が受験生の時もそうだったのですが、政治経済は模試の偏差値が高く出やすいです。
日本史や世界史と比べて、「とりあえず政経を選んでみた」という状態で、模試を受けている人が多いのかもしれません。
私も政経だけ偏差値が高くて、総合偏差値が少し良い時は、勘違いをしてしまうことがありました。
政経選択の友達が複数いましたが、やはり彼らも日本史・世界史選択の友達と比べて、偏差値が5~10ほど高かったです。
入試本番でも同じ難易度であっても、他の教科と比べるとやや政治経済の方が平均点が低い印象を受けますが、模試の偏差値ほどの大きな差はありません。
ですから「政治経済の偏差値は高く出やすいから、天狗になってはいけない」ということだけ、頭に入れておいてください。
政治経済で偏差値70を超える勉強法まとめ
ポイント
・政経選択のメリット・デメリットをしっかりと把握し、その上で政経受験をするか判断する
・政経受験ができない大学・学部もたくさんある
・政治経済は日本史や世界史と比べて、勉強量が少ない傾向にある
・インプットとアウトプットをバランス良く進める
・模試や問題集で、「参考書に載っていない知識」をノートにどんどん追加していく
・自分で年号表を作って、どんどん重要な年号を追加して覚えていく
・関関同立・MARCHまでは、基本的な勉強で合格点が取れる
・早稲田に合格したいのであれば、時事問題の対策と山川用語集がカギ
・政経は偏差値が高く出る傾向にあるので、天狗になってはいけない
⇒1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら
現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
私の英語長文の読み方をぜひ「マネ」してみてください!
・1ヶ月で一気に英語の偏差値を伸ばしてみたい
・英語長文をスラスラ読めるようになりたい
・無料で勉強法を教わりたい
こんな思いがある人は、下のラインアカウントを追加してください!
筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
「1ヶ月で英語長文がスラスラ読める方法」を指導中。
⇒【秘密のワザ】1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた方法はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら