目次
東京都立大学について
東京都立大学は15年間、「首都大学東京」という名称に変更されていました。
それが2020年の4月より、再び東京都立大学に戻りました。
理由は「東京都立大学という名前の方が知名度が高いから」というもの。
たしかに首都大学東京という名称にピンと来ていない人に、「前は東京都立大学という名前でした」と伝えると、初めて伝わることもあります。
名称が変わったからといって、試験の対策が大きく変わることはないのでご安心ください。
東京都立大学の4技能外部試験について
近年は英検やTEAP、GTEC、TOEFL、TOEICなど、4技能の外部試験が重要視されるようになっています。
大学・学部によって外部試験をどこまで重視するか、対応が変わっています。
年によっても変わるものですから、ご自身で東京都立大学の公式ホームページを、定期的にチェックするようにしてください。
人に聞いたり、どこかのサイトを見たりするよりも、公式ホームページを見た方が間違いなく正確な情報を確認できます。
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東京都立大学/首都大の英語の傾向
東京都立大学の英語は、理系学部と文系学部で少し傾向が変わります。
文系学部は理系学部に比べて、問題量が多いです。
また長文のテーマが理系と文系で、少し変わっています。
例えば理系の英語長文は、やや専門的なテーマの文章が出題されることもあります。
他の違いはほとんどありません。
文系学部
人文社会学部、法学部、経済経営学部(一般区分)、都市環境学部(文系区分)
理系学部
理学部、都市環境学部(理系区分)、システムデザイン学部、健康福祉学部、経済経営学部(数理区分)
文系学部は長文2題、英訳問題が1題、並び替え英作文が1題。
理系学部は長文1題、英訳問題1題が例年の傾向。(大問が1つだけのこともある)
文系学部は並び替え英作文が1題削られ、理系学部は長文が1題追加されるケースもあります。
文系学部は制限時間が120分、理系学部は75分。
理系学部の大問が1つ追加されるケースを除けば、時間にはかなり余裕が持てるでしょう。
長文では内容を理解したうえで記述しなければいけない設問が多く、精読力に加え、文章の理解力も問われます。
英訳問題は、少しひねられた日本語をうまく英語になおすトレーニングが必要です。
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東京都立大学/首都大の英語の難易度/レベル
長文も英訳問題も、難易度は高くありません。
長文は読みやすい文章が多く、大学入学共通テストよりも少し難しい程度。
ただし記述問題が多く設問の難易度が高いので、大学入学共通テストが終わってから慌てて対策をしても間に合わないでしょう。
日ごろから記述問題をたくさん解いておき、回答力を鍛えておかなければいけません。
英作文は特に対策に時間がかかりますから、後回しにせずに早い段階から対策に入っておきましょう。
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東京都立大学/首都大の英語の対策&勉強法
英語長文を読むための勉強法
英語長文は読みやすいテーマで、しっかりと読めていればすんなりストーリーが頭に入ってきます。
時間制限も厳しくないので、1文1文を丁寧に読んでいくことが大切です。
そのためには、精読力を鍛えなければいけません。
精読力とは、1文1文の文構造をしっかり理解し、正しく読んでいく力。
自分でペンを使って文構造を振る作業を繰り返すことで、無意識のうちに文構造を把握できるようにしていきましょう。
英語長文ハイパートレーニングや英語長文ポラリス、英語長文レベル別問題集など構文の解説が詳しい問題集がおすすめ。
普段から英語長文を読み終えた後に、丸付けをして解説を読んで終わりにするのではなく、取り組んだ長文を完璧に理解できるまで、繰り返し読み直してください。
また東京都立大学の英語長文は文章量が多いので、文章の全体像を把握し、筆者の主張をとらえていかなければいけません。
1パラグラフ読むごとに一息おいて、読み切ったところまでのストーリーを整理しましょう。
「第1パラグラフはこんなことを言ってて、第2、3パラグラフはその具体例を挙げているなー」というような感じ。
そして「筆者は何を伝えたくて、この文章を考えたんだ?」という事を常に考えながら読んでください。
冒頭から最後の段落まで、1本のストーリーが通っていることを理解し、それをきちんと追っていく意識が大切です。
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内容一致問題の対策法
東京都立大学京の英語長文の内容一致問題では、マルかバツかの2択で選ばせる問題が出題されることがあります。
正しいか間違っているかが判断できればOK。
そう考えると簡単そうに感じますが、逆に難しいんです。
2択となると選択肢が「正しくない」理由が細かく、文章の一部分に言及しているものも多くなり、判断が難しくなります。
東京都立大学の英語長文は長いですから、読み終わった後に内容一致問題を見ると、「え、どれも正解に見える・・・」となってしまうでしょう。
読み直しをしなければいけなくなり、時間が足りなくなる。
そうならないように、1つのパラグラフを読むごとに、内容一致問題を解いてください。
内容が頭にバッチリ入った状態で内容一致問題を解けるので、時間も短縮できますし、正答率も上がりますよ。
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下線部を説明する問題の対策法
東京都立大学の英語長文では、下線部が引かれた語句を説明させたり、和訳させたりする問題が頻出。
こういった問題を解くコツは、下線部だけで問題を解こうとしないこと。
下線部の前後はもちろん、長文全体のストーリーがヒントになることも多いです。
また選択肢がある問題については、先に選択肢を見ずに、自分で内容を推測しましょう。
選択肢を先に見てしまうと、選択肢に引っ張られてしまい、正しい判断がしにくくなってしまいますからね。
並び替え問題の対策法
長文の一部分が分解されていて、その文を正しく並び替える問題。
よくある英文法の整序問題が、英語長文の中で出題されています。
この問題も長文のストーリーをヒントにして、文脈に合った形で並び替えていきましょう。
カッコでくくられている部分の前後は、文の形を決める重要な要素になりますので、これに合わせて文法のルールに沿って英文を作ってください。
英熟語や文法の重要事項などが狙われるケースもあるので、日ごろから「例文を作れるようにする」ところまでケアして、しっかりと勉強をしていきましょう。
下線が引かれた語句と同じ意味の選択肢を選ぶ問題
英語長文の中の語句に下線が引かれていて、同じ意味の語句を選択肢から選ぶ問題。
この問題は先に選択肢を見る前に、文脈をヒントに自力で訳を推測するようにしてください。
先に選択肢を見てしまうと、どうしても先入観が入ってしまって、間違った選択肢を選びやすいですからね。
日ごろから自分が知らない英単語が出てきたときに、すぐに辞書や日本語訳を見ずに、推測するトレーニングをしてみてください。
このトレーニングを繰り返していけば、問題への回答力が上がるのはもちろん、難しい英単語が出てきても推測する力が磨かれます。
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東京都立大学/首都大の英訳問題の対策法
東京都立大学の英訳問題は、有名な構文や文法事項が使われることが多いです。
英文法の参考書の例文や、構文の例文ごと覚えて、有名な構文を使った文をたくさん書けるようにしておきましょう。
音読を繰り返してインプットしたり、何度も書いたりして感覚的に分かるまで繰り返してください。
そうすれば近年出題されている、並び替え型の英作文にも対応できるようになります。
まずは東京都立大学の対策をする前に、基本的な英作文と並び替え問題を対策しておきましょう。
東京都立大学の英訳問題は、英文の中の1文が日本語になっていて、その文を英語に直す形式。
コツは先に英文をすべて読んで、ストーリーを理解してから英訳をすること。
文章の中の1文ですから、前後の文脈を読み取り、日本文を深く理解することが大切です。
日本文は「なんだか訳しにくそうだなぁ」と感じる、少しひねられた文になっていますから、文脈をもとにわかりやすく直しましょう。
あとは噛み砕いた日本文を、英語に書き換えればOK。
自分で英語の文を書き出すというのはかなり難しく感じるかもしれませんが、日ごろのトレーニング次第です。
早い段階から英作文に慣れておけばさほど難しいものではないですし、配点が高く差がつくポイントなので、力を入れて対策しましょう。
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東京都立大学/首都大の英語の対策&勉強法まとめ
東京都立大学の英語は、大学入学共通テストとは形式が大きく異なります。
大学入学共通テストの対策をしつつ、2次試験も見据えた勉強をしておきましょう。
大学入学共通テストや旧センター試験の問題ばかりを解くのではなく、もう1つ2つ上のレベルに設定して、日ごろから記述式の問題の対策もしてくださいね。
早く過去問演習に入るためにも、基礎固めはできる限り早く終わらせていきましょう。
「語彙」「文法」「読解」の3つを基礎から固めていく中でも、二次試験の記述問題を意識して進めていくだけでも、対応力は大きく上がります。
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