早稲田大学文学部の英語で8割取る対策&勉強法
全体像:早稲田大学文学部の英語
早稲田大学文学部の英語は、長文、会話、要約型の英作文の3つ。
文量の多い長文は出題されませんが、短めの長文が6題も出題されます。
素早く文章を読んでいき、それでいて正確に内容を理解しなければいけません。
要約型の英作文についても、やや珍しい問題形式ですし、配点も高いので対策しておきましょう。
頭をスピーディに動かし、90分の中で大量の情報を処理していく力が求められています。
早稲田大学には文化構想学部という学部もありますが、こちらは文学部とほぼ同じ問題形式です。
文学部の対策をしておけば、文化構想学部の対策にもなります。
早稲田大学に合格したい受験生は、どちらも受験することをおススメします。
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大問1,2,3:長文のレベルと傾向
大問1が2つ、大問2が3つ、大問3が1つ。
それぞれの文量は多くありませんが、合わせて6題もの長文が出題されます。
大問1は空所補充問題、大問2は内容一致の選択問題、大問3は脱文挿入問題。
空所補充問題では、標準以上の語彙力や文法力が問われます。
それに加えて文章の理解力、分からない部分の推測力など、「頭を使わなければ解けない問題」も多いです。
難しすぎるような長文は出題されませんが、どの長文も簡単ではありません。
6題の長文が、様々なテーマから出題されますから、「色々なテーマの長文を、時間制限を設けて解く」トレーニングが重要になるでしょう。
最初のステップは、「英文を読めるようにする」ことです。
早稲田大学文学部の英語長文は難しいですから、「読む力」を鍛えておかないと、歯が立たないでしょう。
英文を読めるようにするための方法は、「スラッシュリーディングで、英文がスラスラ読める方法」をご覧ください。
まずは1文1文を正確に読めるようにして、そこから徐々にスピードを上げていきます。
長文が読めるようになったら、設問の対策に移っていきましょう。
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対策法:大問1
大問1は空所補充問題。
文章をしっかり理解する力と、語彙力の両方が求められます。
基本的な英単語が出題されることも少なくないので、中学生レベルから早稲田レベルまでの英単語・英熟語を覚えてください。
副詞や接続詞、前置詞は狙われやすいので、こちらも必ず覚えておきましょう。
解き方は、文章を読んで理解し、文脈に合った選択肢を挿入するという流れ。
空所の前後だけを見ても、正解が分からないことが多いでしょう。
分からない空所は飛ばして、最後まで解ききってください。
読み切った時には長文の内容が頭に入っているはずなので、もう一度飛ばした問題を挑戦してください。
解けなかった問題も、色々なヒントが集まって、解けるようになっていることがありますからね。
「日ごろから分からない語彙が出てきたときに、辞書を引く前に自分で推測する」トレーニングをすると効果的。
空所補充問題で必要な力を、日常的に鍛えられるのでおススメです。
対策法:大問2
大問2の長文はオーソドックスな、内容一致問題がメイン。
ポイントは、スピーディかつ正確に読み解いていくこと。
先に設問に目を通し、「何が問われているか」を頭に入れましょう。
そのうえで問われている内容を、文章の中で探しながら読んでいきます。
そうすることで時間の短縮にもなりますし、正答率も上がりますよ。
対策法:大問3
大問3の長文は、脱文挿入問題。
ポイントは、接続詞・指示語・代名詞の3つ。
空所の前後や選択肢に、接続詞・指示語・代名詞があれば、最初にマークをつけてください。
これら3つを手掛かりに、まずは選択肢を1つずつ落としていきましょう。
選択肢が8個あるのに、空所が7個しかありませんから、このように解いていかないと混乱してしまいますからね。
減らした選択肢の中から、文脈に合うものをピックアップして、挿入します。
いきなり脱文を挿入しようとするよりも、ずっと解きやすくなりますよ。
大問4:会話問題の対策法と傾向
大問4は会話形式の、空所補充問題。
会話の内容を理解することはもちろん、ここでは英熟語の力も問われます。
英熟語は英単語と比べて、勉強がおろそかになってしまいがちですが、必ず勉強しておきましょう。
他の大問と比べると、難易度はやや低いので、スピーディに解いていきたいところです。
解き始める前に、会話文の一番上に注目!
[Two students, Kenji and Robert, meet and talk.]など、会話の背景が書かれています。会話の背景は、会話の内容を把握する大きなヒントになるので、必ずチェックしましょう。
そして問題を解く前に、まずは会話文を読み切ってください。
すべて読んで、会話や登場人物の雰囲気など、会話の全体像を理解しましょう。
そのうえで空所補充問題に取り組むと、とても解きやすくなります。
会話文を詳しく勉強したい方は、「会話文を完全攻略!!会話問題の解き方」をご覧ください。
大問5:要約問題の対策法と傾向
大問5は、要約型の英作文。
英文を読み、その内容を1文で要約していきます。
特徴は、[ in your own words =自分の言葉で]表現しなければいけない点。
記述問題にあまり慣れていない、私大受験生は特に事前の対策が必須ですね。
要約文を書けるようにするためにはまず、基本的な英文を書けるようにしなければいけません。
おススメの参考書は『英作文ハイパートレーニング 和文英訳編』。
英文を書けるようにする方法が詳しく書かれていますし、アウトプットもたくさんできます。
英文を書く力が鍛えられたら、要約の対策に入っていきましょう。
より詳しく英作文の勉強法を知りたい方は、「例文暗記がカギ!英作文の勉強法」をご覧ください。
要約問題の対策は、『英作文ハイパートレーニング 自由英作文編』がおすすめ。
4つのパートに分かれていますが、第1部の「エッセイライティング書き方編」を学んだ上で、第3部の「要約問題へのアプローチ」へ進んでいくと良いでしょう。
参考書の詳しい使い方は、「英作文ハイパートレーニング 自由英作文編の正しい使い方」をご覧ください。
英作文ハイパートレーニング等で土台を固めたら、本格的に対策に入っていきます。
日ごろから、長文を解くたびにパラグラフの要約を作るようにしてください。
初めは日本語で行い、慣れてきたら英文で書いていきましょう。
毎日パラグラフを要約していけば、自然と文学部の要約問題の対策になりますよ。
練習の時から、「自分のことば」で要約文を書くことを忘れないでくださいね。
可能であれば学校や予備校の先生に、添削してもらえればベストです。
添削してもらうのが難しいようであれば、パラグラフごとの要約が載っている長文問題集を選びましょう。
文学部の要約問題を解く際には、「この文の一番のポイントは何だろう?」と考えながら、文章を読んでいってください。
大事な部分にはチェックをつけて、要約文の材料にしましょう。
集めた材料をうまく組み合わせ、文章を構成して、要約文を書いていってください。
早稲田大学文学部の英語の対策と勉強法まとめ
1つの学部の英語を対策するだけでも、とても奥が深いと思いませんか。
文学部の英語を対策しておけば、問題形式が同じ文化構想学部の英語の対策にもなります。
一石二鳥なので、十分な対策をして、ダブル合格を狙いましょう。
文学部と文化構想学部の両方の過去問を解いて、たくさん演習してくださいね。
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