記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
・広島大学の過去問を実際に解きながら解説
目次
広島大学の英語の傾向
広島大学の英語は、「要約問題」、「会話問題」、「英語長文」、「自由英作文」の4つがメイン。
かなりボリュームがあり、幅広く対策しなければいけません。
特徴的なのは大問1の要約問題と、大問5のグラフなどの資料の読み取り問題。
要約問題は長文を読み、内容を日本語で250-270字にまとめる形式です。
「どうすれば点数をもらえるのか」をしっかりと理解してたくさん演習しておかないと、かなり苦戦するでしょう。
自由英作文はグラフなどの資料を読み取り、自分の意見を自由に英語で書く問題になっています。
典型的な自由英作文ではないので、型にハマった表現ではなく、自分の意見をスムーズに英語で書けるようにしておかなければいけません。
一方で会話問題と英語長文は、どちらかというと解きやすいです。
大問1と大問5に十分に時間をかけるために、スピーディに処理していきたいところですね。
広島大学の英語のレベル/難易度はどれくらい?
広島大学の英語はかなりのボリュームがありますが、制限時間は120分とある程度の余裕があります。
英文の難易度も国公立大学の中では標準的で、特段に難易度が高いわけではありません。
英語が難しいイメージがあるかもしれませんが、基礎・基本を徹底的に固めていくことが大切です。
広島大学の要約問題の対策法
要約問題に対して、ニガテ意識を持っている受験生は多いでしょう。
そんなに難しく考える必要はありません。
1つ1つのパラグラフの要点をしっかりと理解し、論理的に組み立てていけばOK。
具体的な攻略法
トレーニング方法としてはまず、要約文の完成形を知り、それに近づけていくこと。
まずは過去問を解いてみて、自分なりに要約を作ってみてください。
その後で答えを見て、「要約はどういう文章を書かなければいけないのか」を知りましょう。
文章中のどういったところをピックアップするか、そしてどのように文章を構成していくのかなど。
先に完成形を知り、そのゴールに向かって自分の文章を磨き上げていくと、上達も早いです。
長文の参考書には要約が掲載されているものも多いので、そういった参考書を使ってトレーニングするのも良いでしょう。
おすすめの参考書
やっておきたい英語長文シリーズの解説には、要約が掲載されています。
広島大学の二次試験と同様、記述・論述問題もとても多いです。
参考書だけでなく、過去問でも演習をしていきましょう。
自分の中で「要約を書くルール」を決めて、その軸に沿って文章を書いていきましょう。
広島大学の会話問題の対策法
広島大学の会話問題は、さほど難しくありません。
過去問を十分に演習しさえすれば、特別に会話問題の対策をする必要もないでしょう。
1つ注意点としては、会話文を読むときは登場人物の感情や会話の雰囲気をイメージすること。
会話のストーリーを、臨場感を持って理解することで、内容が頭に入ってきやすくなります。
設問の解き方
広島大学の会話問題では、「空所補充問題」と「同じ意味の語句を選ぶ問題」が出題されます。
どちらの問題も「推測力」が大切になります。
大まかな解き方は、下の3つのステップ。
3ステップ
①該当部の前後だけでなく、文脈を深く理解
②選択肢を見る前に、自力で答えを推測
③推測したものと一番近い選択肢を選ぶ
この3つのステップに沿って解いていくと、正答率がグッと上がります。
空所や下線部だけを見ずに、文脈をヒントに解いていきます。
先に選択肢を見てしまうと、ヒッカケられてしまう可能性があるので、注意しましょう。
日ごろから英文を読んでいるときに難しい語句が出てきても、辞書を引かずに推測するトレーニングをしましょう。
推測した語句と正しい語句のズレが少しずつ埋まっていって、推測力が磨かれていきますよ。
熟語を覚えよう
広島大学の会話問題では、英熟語が狙われる傾向にあります。
1000語ほど覚えられる英熟語帳を用意して、しっかりと勉強しておきましょう。
おすすめの英熟語帳は「速読英熟語」「英熟語ターゲット」など。
どちらも少なすぎず、多すぎず、最適な量の熟語をインプットできます。
広島大学の英語長文の対策法
広島大学の英語長文は、比較的読みやすいです。
設問の多くが「文章を深く理解しているか」を問う問題なので、標準的な英文をしっかりと読み取る力がキーになります。
1文1文を「訳す」だけでなく、つなげてストーリーとして理解して、文章の全体像をつかんでいきましょう。
パラグラフの要点を簡単にまとめながら読み進めていくと、論理的に読めるようになります。
下の図のようなイメージで、全体像をまとめてみてください。
要点がまとめられると「筆者の主張」が見えてくるので、回答もしやすくなります。
広島大学の要約問題にも、対応できるようになるでしょう。
日ごろから英語長文を読むときは「軸となるストーリー」を理解することを念頭に置いて、トレーニングを重ねてください。
広島大学の自由英作文の対策法
広島大学の自由英作文はグラフなどの資料を読み取り、その概要を英語で書く形式が多くなっています。
そして資料に関連する議題が与えられ、それに対する意見を述べる問題。
どちらも90~100語ほどの文字数の指定があるので、コンパクトにまとめて表現しましょう。
概要を述べる問題
概要を述べる問題については、要約問題と同じ意識で書いていきましょう。
資料の要点を素早く読み取り、まずは日本語で要約を考えます。
これは要約問題と全く同じで、後は英語で表現していくという流れです。
トレーニングを繰り返していくと、「資料のどのあたりがキーポイントになるのか」が分かるようになっていきます。
TEAPでも似た形式の問題が出題されているので、演習用に取り組むと良いでしょう。
意見を述べる問題
要約問題の次には、自分の意見を述べる問題が待っています。
課題文に対して自分が考えたことを、英語で表現していきましょう。
まずは頭に複数の案を思い浮かべて、その中から英語で書きやすいと感じる案を採用しましょう。
英語でいきなり書かずに、日本語で質の高い論理構成を考えるのがポイント。
質が低い文章になってしまうと、英語が正しくても高得点がもらえない可能性があります。
おすすめの参考書
「英作文ハイパートレーニング 自由英作文編」では、様々な形式の自由英作文が演習できます。
解説もとても詳しいので、自由英作文がかなり苦手な人でも、取り組めるでしょう。
スラスラ英文を書けるようにするためには、自由英作文の問題をたくさん解いて慣れることが大切。
日ごろから英文を書くことに慣れていないと、本番では絶対に質の高い英文は書けません。
何度も自由英作文を書いていれば、少しずつ書くスピードも上がっていきますし、パターンも自然とインプットされていきます。
広島大学の英語の対策&勉強法まとめ
広島大学の英語は記述問題が多いので、共通テストの延長という考えでは全く対応できません。
最終的には要約問題や自由英作文を書けなければいけないということを常に頭に置いて、日ごろの勉強に励みましょう。
共通テストの対策をしながらも、二次試験を想定した演習が必要です。
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