データベース/DataBase英単語帳1700/3000/4500/5500レベル・難易度。CD音声の使い方と覚え方。評価/評判


データベース/DataBase英単語帳

ビリギャルが使った英単語帳として有名な「データベース」について、詳しく解説していきます!
筆者

記事と筆者の信頼性

・筆者は模試の優秀者として掲載され、早稲田大学に合格

・手元にDataBaseを用意して、中身を見ながらレビュー

・大量の参考書、問題集を分析している「参考書マニア」

・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

評価の高い大学受験の英単語帳は本当に色々な種類があり、どれを使うか迷ってしまいますよね。

ターゲット、システム英単語、単語王、鉄壁、速読英単語などなど・・・。

データベースは学校で配られて、使っている人も多いかもしれません。

ややマイナーな英単語帳であるだけに、「データベースで本当に良いの?」「3000とか4500とかあるけど、レベルってどれくらいなんだろう」などなど、不安に思っている方も多いでしょう。

そこでここでは、英単語帳のデータベースについてどこよりも詳しく解説していきます!

「データベースのメリット・デメリット」「データベースのそれぞれのレベル」「データベースの効果的な使い方」の3つをメインに、お話していきましょう。

 

データベース/DataBaseってどんな英単語帳?

英単語帳データベースの特徴まとめ

データベースはビリギャルが使っていたことで、少し有名になった時期がありました。

下の写真のようにDataBaseシリーズは英単語・英熟語を例文とともに、レベルに分けて掲載されています。

データベースの中身

各ページにテーマごとに単語、熟語が分けてまとめられているので、関連したワードとセットで覚えられるのが大きな特徴。

各単語・熟語には例文とその日本語訳がついているので、英文中の使い方も学べるようになっています。

単語やその訳を赤シートで隠せるようになっていますので、暗記も効率良く進められます。

 

CDも活用しよう

英単語データベースのCD

付属しているCDの音声を活用することで、リスニングやスピーキングのトレーニングもばっちり。

CDが別売りになっていて、3,000円近くするものも多い中で、CD付きで1,000円ほどというのは破格です。

各レベルの最後には、そのレベルに出てきた単語を使って読める英語長文が掲載されているので、英単語を実践的に定着させられます。

 

データベース/DataBaseの改訂版について

データベースは3rd Edition、4th Editionと改訂され、5th Editionが最新版になっています。

大学入試は少しずつ傾向が変わっていきますから、その傾向に合わせて英単語やその訳がより頻出のものに変えられていきます。

とはいえ改訂によって、中身が大幅に変わることは少なく、ほとんどがマイナーチェンジ。

もし兄弟のものがあったり、先輩からもらったりしている場合は、必ずしも買い替える必要はありません。

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データベース/DataBaseのデメリット

デメリット

・赤シートで隠せるのが1語1訳のみ

・データベースならではの強みがない

・例文が堅く、ややわかりにくい

①赤シートで隠せるのが1語1訳のみ

ここまでお伝えした通り、データベースにはメリットがたくさんあります。

一方でデメリットとしては、「赤シートで隠れるのが1語1訳のみ」であること。

大学受験では1語1訳だけでなく、複数の訳を覚えておいた方が有利になります。

しかしデータベースでは1つの訳のみが赤字になっているので、その他の訳が隠せないのは少し使いにくいです。

 

②データベースならではの強みがない

また極めてオーソドックスな英単語帳なので、データベースならではの大きな特徴と言うものがありません。

システム英単語でいうミニマルフレーズや、速読英単語の英語長文など。

見た目に面白みがあるような英単語帳を求めている方にとっては、データベースは向いていないかもしれません。

 

③例文が堅く、ややわかりにくい

Amazonのレビューでは「例文が分かりにくい」という声も挙がっているようです。

例文が長く、そして堅い表現になっているため、なかなか馴染みにくいという人もいます。

参考書は人によって好き嫌いが大きく分かれるものですから、書店で実際に中身を見て選ぶのが良いでしょう。

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データベース/DataBaseのレベル/難易度

データベースのレベルは、下の図のようになります。

レベルが上がるにつれて、収録されている単語数も増えています。

英単語帳データベースのレベル

 

データベース1700

中学~高校1年生レベル

中学生レベルの英単語から抜けがあり、これから本格的に英単語を暗記する人向け。

勉強を進めても基礎単語が抜けていることが原因で、なかなか成績が伸びない人にもおすすめ。

 

データベース3000

高校1年生~高校2年生レベル

本格的な大学受験の英単語を暗記する上で、最初の1冊になります。

このレベルの英単語が大学受験では最も頻出ですから、完璧に固めていくことが大切です。

偏差値でいえば50ほどまでは、データベース3000で狙えるようになるでしょう。

 

データベース4500

大学入学共通テスト/日東駒専・産近甲龍~関関同立/GMARCH

有名な大学にも合格できるレベルの英単語が身に付く、データベース4500。

難しい英単語も増えてきますが、うろ覚えにせずに定着させることで偏差値が大きく上がります。

偏差値でいえば60ほどが目指せるようになり、英単語の基礎・基本がガッチリと固まります。

英検準2級~2級辺りまでであれば、合格も狙えるようになるでしょう。

 

データベース5500

GMARCH/関関同立~早稲田慶應上智レベル

かなり難しい英単語が増え、早慶レベルの英単語にも対応できるようになる1冊。

最後の1冊になりますから、基礎・基本の英単語は完璧に固めてから取り組んでください。

偏差値でいえば70ほどまで目指せるようになり、英語がかなり得意になるところまでステップアップできます。

英検準1級も見えてきますし、TOEICも750点ほどまではカバーできるでしょう。

 

英単語は基礎から固めよう

中学レベルが怪しい受験生はデータベース1700からスタートしていきましょう。

基礎的な英単語ほど大切になってきますし、基礎が固まらなければその先へは進めません。

いきなりデータベースデータベース4500などからスタートしてしまう方もいますが、基礎が抜けてしまっていると、どんなに難しい英単語を覚えてもなかなか成績は上がっていきません。

 

大学受験をするのであれば、基本的にはデータベース4500までは勉強しておきたいところ。

早慶や難関国公立大学を目指すのであれば、データベース5500までは取り組んでおいた方が良いでしょう。

1冊目はデータベース1700からで全く問題ないので、そこから1冊ずつ固めていくようにしてください。

私も受験生の時は中学生レベルの単語から復習して、早稲田大学レベルまでステップアップしていきました!
筆者

>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら

 

DataBaseシリーズの使い方&覚え方

データベースシリーズの取り組み方は、大きく分けて下のフローのようになります。

ステップ①まずは単語帳を読む

いきなり英単語を覚えていくよりも、単語に慣れてから覚えていった方が、暗記しやすくなります。

データベースには例文やイラスト、前置詞の解説などがあるので、これらをじっくりと読んでいきましょう。

YouTubeの桐原書店のチャンネルには、データベースの前置詞などの解説動画がたくさんあるので、こちらも参考にすると良いですね。

英単語帳データベースの動画

英単語がどのように英文の中で使われるかなどが分かるようになるので、スムーズに暗記に入れるはずです。

1つのレベルでこの作業を行ったら、暗記に入っていってください。

1つのレベルごとにしっかりと暗記してから次へ進んでいかないと、最後まで終えてもほとんど記憶に定着していないということになりかねません。

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ステップ②暗記に入る

1つのレベルごとに、完璧に暗記をしていきましょう。

リスニングやスピーキングの対策も考えると、CDの音声を活用するのも効果的。

発音・アクセント問題の対策にもなりますね。

「きりはらの森」のアプリの暗記カードモードで、音声を聴きながら勉強するのも効果的です。

データベースのアプリの暗記カードモード

英単語を目で見て覚えるだけではなかなか覚えられないという方は、音声を活用して音読したり、紙に書いたりしていってください。

色々な角度から覚えていくことで、記憶に定着しやすくなります。

赤シートやアプリなども活用して、とにかく「触れる回数を増やす」ことを意識してください。

1周や2周では覚えられませんから、1回の暗記にかける時間を短く、そして回数を増やしましょう。

 

ニガテな単語にはチェックを

ニガテな英単語にはチェックを付けたり、暗記カードにまとめたりして、重点的に覚えることもとても大切。

ノートにニガテな英単語の一覧表を作っておくのも良いでしょう。

覚えにくいと感じる単語ほど暗記に時間がかかりますから、何周もしていかなければいけません。

逆にすぐに覚えられた単語を何周もするのはもったいないですから、定期的にテストをする程度でOKです。

 

前置詞も覚えよう

また英単語・英熟語を覚える際には、セットとなる前置詞にも注意してください。

入試では空所補充問題や並び替え問題、下の図のような空所補充問題など、色々な形式で前置詞が問われます。

1つ1つの語彙を暗記する時から、前置詞にも注意しておきましょう。

英作文の対策をするのであれば、スペルも覚えるようにしてください。

訳を覚えるだけでなく、「日本語→英語」の順に覚える作業も大切だということです。

基礎的な英単語ほどスペルを書かされるケースも増えますから、より気合を入れて勉強しましょう。

データベースのアプリであれば、「日本語→英語」のモードもあるので、こちらも活用すると良いですね。

志望校や併願校の過去問を先にチェックしておき、英作文が出題されるかを確認しましょう。

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ステップ③レベルごとにテストする

ニガテな英単語なども含め、1つのレベルの英単語が完璧に覚えられたら。

テストをして本当に覚えられているか、レベルごとに必ずチェックをしていきます。

このテストをしていない方が本当に多く、「覚えたつもり」になってしまっていて、記憶に定着しておらず、本番でど忘れしてしまいます。

「覚えたはずなのに・・・」と後悔することにならないように、テストが必要です。

私が現役の受験生で12回の受験に失敗してしまった時も、テストをしていなかったため、「覚えたつもり」で入試でど忘れを連発しました。

英単語帳でテストをすると順番で覚えてしまっている可能性がありますし、色々なヒントも見えてしまいます。

友達や家族にテストをしてもらうか、暗記カードなど別紙を使ってテストするなど、工夫をしていきましょう。

1つのレベルが完璧に覚えられたら初めて、次のレベルへと進んでください。

1レベルずつ完璧に固めていかないと、ただ先へ進むだけになってしまい、記憶に定着しません。

テストに合格した後も、1ヶ月に1回など期間を決めて、定期的にテストをするようにしてください。

人間の記憶力は想像以上にもろいもので、何度も暗記やテストをしていかないと、必要な能力は身につけられません。

暗記・復習・テストをひたすら繰り返して、絶対にうろ覚えにならないように進めましょう!
筆者

 

ステップ④長期記憶に定着

最後に長期記憶に定着させるように、入試本番までに何周も繰り返してください。

ニガテな英単語には特に注意して、触れていくようにしましょう。

入試本番は時間との戦いになりますから、1つ1つの英単語をじっくりと思い出している時間はありません。

瞬時に記憶から引っ張り出せるように、長期記憶に定着させてください。

 

スキマ時間に暗記カードをパラパラとめくる、CDの音声を流すなどして、触れる回数を増やしてください。

私が受験生の時は、ニガテな英単語はスマホに入れておくことで、自然と目に入るようにしていました。

「どうすれば1回でも多く英単語に触れられるか」と考えて、ご自身で工夫をしていくことが大切です。

 

「英単語がどうしても覚えられません」という方は、ほとんどの場合、触れる回数が足りていません。

今でこそ相当な英単語の数をインプットした私であっても、最初は暗記が苦手で、覚えても覚えても抜けてしまいました。

しかし英単語を覚える型が固まってくると、徐々に暗記の効率やスピードも上がってきて、暗記そのものに自信が出てきます。

最初はとても大変ですが、それは誰しもが通る道なので、投げ出さずに勉強を続けましょう。

受験生の時に長期記憶に定着させた単語は、今でも忘れずに頭に入っています!
筆者

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データベースの長文読解と実践問題

データベースには下の写真のように、長文読解と実践問題がついています。

長文読解問題

データベースの長文読解

実践問題

データベースの実践問題

 

長文のトレーニングをしよう

暗記した単語を長文や語彙問題の中で、実践的に復習できるようになっています。

もちろんこれらではカバーできる範囲が狭く、問題数もとても少ないので、文法や長文は単語の暗記と並行で進めていかなければいけません。

 

特に英単語を覚えたは良いけれど、長文が全然読めるようにならないというケースがとても多いです。

「単語を一通り覚えてから、長文に入ろう」と考えている方もいるようですが、長文を後回しにしてしまうと成績が伸びなくなってしまいます。

というのも英語長文は英語の中で最も配点が高く、早い時期から対策する必要があるからです。

語彙をインプットするだけで読めるようになるのは一定のレベルまでで、レベルが上がるにつれて「読解力」も鍛えていかなければいけません。

 

データベース3000を終えたら、高校基礎レベルの長文を読めるようにする。

データベース4500を終えたら、日東駒専・産近甲龍~GMARCH・関関同立レベルの長文を読めるようにする。

データベース5500を終えたら、早慶などの英語長文を読めるようにする。

というように、覚えた単語をしっかりと読解に活かせるようにステップアップしていきましょう。

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データベース準拠 書いて覚える英単語ノート

データベース準拠 書いて覚える英単語ノート

データベースの英単語をアウトプットするために、専用のノートも出版されています。

英単語帳だけではなかなか覚えられないという方は、「書いて覚える英単語ノート」も活用していきましょう。

書き出すことで暗記できることはもちろん、「自分が覚えられていない英単語」がハッキリと分かるようになります。

参考書に書き込むのを嫌がる方も多いですが、ノートにはどんどん書き込んでいくようにしてください。

 

データベース5500が終わったら次は?

データベース5500まで終わったら、東大・京大、早慶など難関大学の過去問に入っていきましょう。

この時に「英単語がまだ足りない」と感じる場合。

難しい英語長文では専門用語や、かなりレベルが高い英単語が紛れていることもあります。

これらはすべて覚えておく必要は無く、自力で推測できるようにしておかなければいけません。

英語長文を冒頭から論理的に読めていれば、文脈から難しい英単語も推測できるようになります。

英単語をどんどんインプットして解決しようとするよりも、英語長文を読む力を鍛えた方が良いでしょう。

データベース5500まで終えれば、受験レベルで必要な英単語は幅広くカバーできるようになっています。

 

もし追加するのであれば、リンガメタリカですね。

経済・環境などご自身が受験する大学・学部で出題される可能性が高い分野の、専門単語を覚えましょう。

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データベース/Databaseの覚え方まとめ

ポイント

・データベースはCDも付いていながら、格安の英単語帳

・1700から5500までの英単語帳にレベルが分かれている

・ニガテな英単語は何周も復習して、長期記憶に定着させよう

・レベルごとにテストをして、覚えられているかをチェック

・スキマ時間を活用して何度も触れて、瞬時に訳を思い出せるように


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