古文入門読解と演習23の特徴
ひとえに古文と言っても、近世の文章と古代の文章、たとえば『玉勝間』と『万葉集』では大きくその文体、語法が異なります。
もちろん近世に近づくほど語法は現代日本語に近づいてきますが(興趣を表す「あはれ」が哀れみを表すようになったのがその例です)、入試問題では幅広い時代の文章が取り上げられます。
そのため時代によって意味が異なる単語も多く、古文というのは得点の上下動が激しい、安定しない教科になりがちです。
「古文入門 読解と演習23」は近世の親しみやすい文章から、古代の今とは一色違った文章までを順に読み解く形となっているのが一番特徴ですから、「時々読めないし、なんとなく古文は嫌だ」という古文アレルギーを解消するにはもってこいの一冊でしょう。
ある程度古文が得意という自負があるのであれば、多くの文章が掲載されていますから、英語のように多読用として利用することでも古文への親しみを得ることも可能です。
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
古文入門 読解と演習23のレベル
「古典文法はある程度理解したけれど文章となると体力が持たない、読めない…」と悩んでいるレベルにある受験生が、問題が解けるか否かは別として「基本的な古文は読んで内容を理解できる」レベルまでレベルアップすることができます。
単語や文法もまだあまり勉強していないという受験生は先に知識を固めてください。
これ一冊でセンター等の問題がスラスラ解けるようになることはありません。
実践的な古文の問題集で演習を繰り返し、得点力を上げていきましょう。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
古文入門 読解と演習23の実践的な使い方と勉強法
上記の通り、古文の多読用教材として用いるのであれば、じっくり文章を味わうだけで良いと思います。
ここでは、受験で「点を取る」ためにはどうこの参考書を使えばいいかに着目して説明してきます。
まず先に第四章に掲載されている入試問題について述べますが、これは正直やってもやらなくても良いです。
設問のレベルも第一章〜第三章で学習したこととマッチしているわけでもないですし、なにせ大問3つ分しかありません。
ですので、第四章をやるなら、別途体系的に知識がつくよう配慮された問題集に取り組むのが良いでしょう。
第一章〜第三章に掲載されている文章は、以下の4つのステップにならって学習するのが最も効率的です。
使い方&勉強法Step1:文章をじっくり読み込む (品詞は?現代語と違う意味を持っている単語はないか?)
使い方&勉強法Step2:「着眼点」で示されている設問に答えてみる
使い方&勉強法Step3:設問の解説をじっくり読む
使い方&勉強法Step4:復習として定期的に文章を音読する
この4つのステップの中で、最も大切なのはStep1の文章をじっくり読み込むことです。
受験生はどうしても「問題を解かないと」ということに意識を取られて、文章をじっくり読んだり、自分の疑問を解決しないまま次の問題にあたってしまったりすることが多いです。
しかしそれでは本質的な実力は身につかず、同じことを問われたときにしか発揮できない「実力」もどきのみが鍛えられていきます。
この参考書はどちらかというと初学者向けであり、随所に説明も丁寧に散りばめられています。
ですのでまずはじっくり読んでみて、自分が理解している所と分かっていないことを根気強く振り分けましょう。
Step2と3は、「着眼点」に示されている設問があなたの「読む力」を上げてくれるという事を理解したうえで取り組んでください。
問題を解く訓練は、後々センター対策や二次試験対策でたくさんすることになるからです。
とにかく読む。理解する。この2点が大切です。
ステップ4は時間がなければカットしても構いませんが、古文特有のリズムをつかむのには、また暗記を助けるためには音読が有効です。
音読は古文に慣れ親しむためにも非常に効果的です。
⇒1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら
現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
私の英語長文の読み方をぜひ「マネ」してみてください!
・1ヶ月で一気に英語の偏差値を伸ばしてみたい
・英語長文をスラスラ読めるようになりたい
・無料で勉強法を教わりたい
こんな思いがある人は、下のラインアカウントを追加してください!
筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
「1ヶ月で英語長文がスラスラ読める方法」を指導中。
⇒【秘密のワザ】1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた方法はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら