記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の優秀者として掲載され、早稲田大学に合格
・手元にユメタンを用意して、中身を見ながらレビュー
・大量の参考書、問題集を分析している「参考書マニア」
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
目次
「ユメタン」ってどんな英単語帳?
「ユメタン」シリーズはアルク社から出版されている、定番の英単語帳。
大学受験を中心に有名なキムタツ(木村達也)氏が手掛けています。
「夢をかなえる英単語」と名付けられていて、英単語を覚えて自分自身が成長して、何か夢を叶えていこうという英単語帳。
大学受験生であれば志望校に合格するという夢を叶えるために、ユメタンを使うことになりますね。
ユメタンは0~3までの4つのレベルに分かれていて、自分のレベルや志望校の難易度に合わせて英単語を覚えられるようになっています。
ユメタンはCD付き
全ての英単語や例文の音声を収録したCDが付属されているので、音声を使って英単語を勉強できます。
TEAPや英検、IELTSなどの4技能試験の対策としても、このCDは活用していきましょう。
CDが別売りの英単語帳も多い中で、CD付きで1,500円という値段なので、コストパフォーマンスも良いですね。
1つの単語に例文が2つ!
英単語帳は単語1つに対して1つの例文・フレーズが掲載されているのが一般的ですが、ユメタンは1つの単語に2つの例文が掲載されています。
1つの例文だけではわかりにくい、1つの単語に重要な訳が複数含まれているなどというとき、とても役に立ってくれるでしょう。
下の写真のように赤シートで隠しながら勉強できるので、暗記の効率も良いですね。
付属の「カクスシート」でテストできる
ユメタンには「カクスシート」というものがついています。
それを使って「ワードテスト」のページで、覚えた単語が本当に定着しているか、テストをできるようになっています。
下の写真のような形で、カクスシートを使いながらテストをしていきましょう。
英単語帳で赤シートを使ってテストをしようとすると、例文や派生語などが見えてしまい、ヒントになってしまうことが多いです。
ですからユメタンのテストができるこの工夫は、本当に素晴らしいと思います!
ユメタンのアプリバージョンもおすすめ
ユメタンにはアプリ版もあるので、こちらを活用するのも良いですね。
各レベル730円と、書籍の半分ほどの値段で購入できます。
アプリの場合は「音声と一緒に単語を覚えられる」という点がとても大きいです。
CDを聴きながら英単語を覚えるというのはやや面倒ですし、続かない人も多いと思います。
スキマ時間に音声を聴きながら、どんどん覚えられるというのはとても魅力的です。
ただテストは下の写真のように、3択になっています。
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ユメタンのデメリット
ユメタンシリーズのメリットはここまでお伝えしましたが、デメリットも紹介しておきましょう。
まずは4つのレベルに分かれているので、難関大学を目指すとなると4冊も単語帳を勉強しなければいけないことになります。
複数の英単語帳を勉強することで、1冊ごとの勉強の質が落ちてしまい、うろ覚えになってしまうケースもあるので注意してください。
ややレイアウトが見づらい
後は見開き1ページにかなり多くの情報量があり、システム英単語や英単語ターゲットなどと比べると、レイアウトとしては少し見づらい印象を受けます。
Amazonなどでも悪いレビューを書いている人も少なからずいますね。
人それぞれ好みがあると思いますので、書店やインターネットで中身を見てから選ぶと良いでしょう。
「ユメタン」シリーズのレベル/難易度
ユメタンシリーズは4つのレベルに分かれています。
上記のレベル表を見て、自分の現在の学力や志望校に合わせてレベルを選んでください。
受験生は「MARCHや関関同立レベルを目指しているから、ユメタン2を勉強しよう」、「早慶や東大京大レベルまで早く成績を伸ばしたいから、ユメタン3を選ぼう」などと考えているケースが多いです。
しかし基礎的な単語ほど英文の中にたくさん含まれていますし、得点に最も影響する部分です。
基礎が固まっていない状態で難しい単語を覚えていっても、点数は上がりませんし、応用的な単語を覚えても活かすことができません。
まずはユメタン0からスタートして、1冊ずつステップアップしていくことをおすすめします。
最初は日東駒専や産近甲龍、共通テストレベルで8割以上の得点を取れるようにしてから、MARCH、早稲田慶應へと進んでいきましょう。
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「ユメタン」使い方と覚え方のコツ
人間は暗記したものの70%以上を次の日には忘れてしまうと言われていて、覚えても忘れてしまうのは自然なことです。
ユメタンは各レベル1,000語ほどの単語数がありますから、そう簡単には覚えられません。
私が受験生の時も最初は、英単語が覚えられずに苦労をした経験があります。
覚えておいて欲しいのは「暗記はほとんどの受験生が苦しむものであり、そこを誰よりも勉強した人が暗記が得意になっていく」ということ。
苦しんで苦しんで、自分の暗記法をガッチリと固めた人は、その暗記法を使ってどんどん単語を覚えていくので、暗記が得意になっていくんです。
暗記の回数を増やすことが大切
覚えても忘れてしまうという状況を打破するには、「長期記憶に定着させる」ことが大切です。
そのためにユメタンを暗記する際には、「1回の暗記にかける時間を短く、回数を増やす」ことを意識してください。
1回の暗記ではすぐに忘れてしまうので、そこに時間をかけてしまうのはもったいないです。
5分かけて1つの単語を暗記するのであれば、20秒を15日に分けて暗記した方がずっと記憶に定着します。
このことを意識してユメタンのCDやアプリを活用し、「音声とセットで」単語を覚えていきましょう。
例文や単語を音読することで記憶にも定着しやすくなりますし、スピーキングやライティング、リスニングの対策にもなります。
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必ずチェックテストをしよう
ユメタンはユニットごとに分かれているので、1つのユニットの暗記が終わったら必ず確認テストをしましょう。
自分では覚えられていると思っていても、うろ覚えになってしまっている可能性があります。
先ほどご紹介した「カクスシート」を使って、ワードテストのページを活用してテストをしておきましょう。
忘れていた単語にはチェック
覚えられていなかった単語はチェックをつける、暗記カードやノートにまとめておくなどして、とにかく何周も復習をしてください。
私が受験生の時はニガテな英単語を、スマホのメモにまとめておき、何周も目に触れるようにしていました。
入試本番までに1周でも2周でも多く苦手な単語に触れるようにして、長期記憶に定着させることが大切です。
スペルも覚える?
入試で英作文が出題される場合は、スペルが書けるかもテストしておいた方が良いですね。
英検やTEAPといった4技能試験を受ける方は、ライティングが必要なのでスペル対策も必要です。
難しい単語のスペルまで覚えていたらキリがないですから、ユメタン0、1、2の前半くらいまでに絞っていくのも良いでしょう。
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ユメタンが1冊終わったら次は?
ユメタンが1冊終わったら、その単語帳が本当に完璧に覚えられているか必ずテストをします。
うろ覚えになっている英単語があれば必ずまとめて、何周も復習しましょう。
そこまでしっかりと暗記できたら、次のレベルのユメタンへと進んでいきます。
次のレベルを進めながらも、これまで勉強した英単語は定期的に復習するようにしてください。
特にテストをしてミスした英単語は、頻繁に触れる機会を作りましょう。
スキマ時間に付属のCDを流しているだけでも、良い勉強になるのでおすすめです。
とにかく1冊ずつを完璧に
焦ってどんどん英単語帳を追加しても、それまでの単語が完璧に固まっていなければ意味がありません。
そしてそこから先の難しい英単語もどんどんうろ覚えになってしまい、ほとんど成績が伸びていかないという状況に陥っている受験生はとても多いです。
「ユメタン」シリーズの使い方&勉強法まとめ
どの英単語帳であっても、必要なレベルの英単語を暗記できていればそれで問題ありません。
ユメタンを使ってもシスタンやターゲット、鉄壁、単語王、速読英単語などどれを使っても、難関大学に合格できる単語力は身につきます。
それなのに成績が伸びないと「ユメタンじゃなくて、システム英単語の方が良いらしいから、こっちに変えよう」とコロコロ英単語帳を変えてしまう人が多いです。
問題は「英単語が記憶に定着していないこと」や「基礎単語がおろそかになっていること」であり、英単語帳に問題があるわけではありません。
ユメタンを勉強すると決めたら1冊ずつ、挫折することなく暗記を進めていってください!
ポイント
・キムタツ氏が手掛けた、音声と一緒に覚えられる英単語帳
・レベルは4つに分かれているので、基礎単語から固めていこう
・触れる回数を増やし、定期的にテストをして記憶に定着させよう
・1冊の単語帳が完璧に暗記できたら、次のレベルへと進む
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