Q.勉強の量がとても多いのですが、睡眠時間を削るべきでしょうか?
でも睡眠時間を削ると、次の日に眠くなってしまって・・・。
どうしたら良いでしょうか?
多くの受験生が、寝る間も惜しんで勉強するべきなのか、悩んでいるようです。
私のもとにも睡眠に関する相談が、たくさん寄せられています。
私が受験生の時も睡眠時間を削って勉強をしようとして、1日の睡眠時間を4時間、3時間、2時間・・・と短くしたこともありました。
しかし次の日に眠たくて勉強ができなかった、という失敗を何度もしてしまいました。
「寝ることが幸せ」という人もたくさんいると思いますから、受験生は睡眠と上手く付き合いながら勉強を進めていかなければいけません。
そこでここでは、「睡眠時間は削らなきゃいけないの?」「1日何時間寝るのが正解?」「どうすれば眠くならずに勉強できるの?」といった疑問を解決していきます!
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目次
睡眠時間を削るデメリットとは
睡眠時間を削れば、勉強時間を増やせるというメリットは確かにあるかもしれません。
しかし人間にとって睡眠は貴重な回復の行為ですから、睡眠時間を削ればデメリットもたくさんあります。
睡眠時間を削るデメリット
・体力や免疫の機能が落ちて、体調を崩しやすくなる
・勉強に対する集中が薄くなり、勉強の質が落ちる
・精神も休まらず、大学受験に対して不安になりやすくなる
・脳の機能が低下して、試験の点数が下がる
などなど、挙げていけばキリがありません。
試験直前のつめ込みであれば、効果的なケースもありますが、長い目で見れば睡眠時間を削るデメリットの方が大きくなってしまうでしょう。
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高校生の睡眠時間の平均は?
高校生の平均の睡眠時間は6時間30分ほど、というデータが出ています。
朝7時30分に起きるとすると、1時に寝ていることになります。
一方で理想的な睡眠時間は7時間30分~8時間ほどとされていて、睡眠時間が十分に取れていない高校生が多いです。
高校生は成長期でもありますから、成人よりも多くの睡眠をとらなければいけないのですが、なかなかそれができていないんですね。
私が受験生の時の睡眠時間
受験生の時の睡眠時間はだいたい、7~8時間ほど。
最低でも5~6時間は寝るようにしていました。
今思えば十分な睡眠を取りながら、勉強を進められていたと感じています。
睡眠時間を削ればその分、次の日に眠くなってしまっていて、あまり効果がないと考えていました。
1年間、自宅で浪人した私は一人でいる時間が圧倒的に長く、精神的に不安的になってもおかしくなかったでしょう。
しかしスケジュール通りに1年間頑張って、早稲田大学に合格できたのは、睡眠時間をきちんと取っていたからだと思います。
私にスケジュールの立て方や、モチベーションのあげ方などを相談したい方は、下のラインアカウントを追加してください。
まず勉強は時間ではなく「量」で考えよう
睡眠時間を削ることを考えすぎている受験生は、「勉強時間」を目標にしてしまっているケースが多いです。
「1分でも多く勉強するために、睡眠時間を削ろう」
「1日〇時間勉強しなきゃいけないから、今日は寝れない」
などなど。
しかし大切なのは「時間」ではなく「量」なのです。
1日にやるべき量をきちんと決めて、そのノルマを達成するようにしていけば、時間にとらわれなくなります。
例えば単語を10個覚えるのに1時間かけてダラダラ暗記しても、10分でサクッと覚えても、やっていることは変わりません。
ノルマを決めておけば、「今日はたくさん寝たいから、一気に集中して早めにノルマを終わらせるぞ!」という調整もできます。
机に座って時間だけが過ぎていくということもなくなり、勉強に対するやる気も上がるでしょう。
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睡眠時間は、勉強時間くらい大切
睡眠不足は脳科学的にも、学力の向上を妨げるといわれています。
脳は寝ているときに記憶を整理するので、睡眠時間が足りないと勉強した内容が頭の中に定着しにくくなるんです。
もちろん睡眠不足は、集中力も奪ってしまいます。
睡眠時間を削るという事は、脳を休ませる時間を減らすという事ですから、勉強の効率が下がってしまうのは当然ですよね。
睡眠時間を削ったがゆえに、次の日に勉強しているときに眠気が襲ってきてしまったら、本末転倒。
睡眠時間は、勉強時間と同じくらい大切なものなんです。
成績を上げるためには、睡眠と勉強を両立する必要があって、どっちも欠けてはいけません。
睡眠と上手く付き合いながら勉強を進めていくのも、受験生に求められる力の1つといえるでしょう。
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余裕を持ったスケジュールを立てることが大切
スケジュールを立てるときに、「睡眠時間は5時間」などと無理のある設定をしてしまうと、計画が崩れる可能性が高いです。
中には睡眠時間を1時間などと設定している方もいて、絶対に長続きしないのは目に見えています。
睡眠時間に余裕を持たせるだけでなく、休養日や調整日も入れて、現実的に実現できるスケジュールを立てていきましょう。
例えば私の場合は、寝る前の1時間を「調整時間」として、上手く進まなかった部分をそこで調整するようにしていました。
9日勉強したら1日休む。
1週間に1日は、スケジュール通りに進まなかった部分の調整日を設ける。
これだけでも勉強が計画通りに進みやすくなります。
睡眠時間をしっかりと確保するためにも、余裕を持ったスケジュールを立てていきましょう。
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受験期はなかなか寝れないことも
大学受験の勉強に対する不安などで、なかなか寝付けない日も多いと思います。
私が受験生の時も、ベッドに入ってもずっと勉強のことを考えてしまい、寝れないまま朝になり、カラスの鳴き声が聞こえてきて焦るという日がありました。
今思えば「運動」が足りていなかったのも、寝付けなかった大きな原因だと感じています。
受験勉強は頭は使いますが、机の前に座ったままなので、身体の疲労はあまりありません。
そうなるとメンタルは疲れていても、なかなか寝付けないという状況になってしまいます。
精神面を安定させるためにも、意識的に運動をする時間を作ることをおすすめします。
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睡眠時間よりも削れる時間は、たくさんある
大切な睡眠時間よりも、削れる時間は本当はたくさんあるんです。
そこでやってみてほしいのは、勉強した時間だけをストップウォッチで測ってみること。
勉強から少しでも離れた時間は、ストップウォッチを止めてください。
・机に向ってはいるけれど、ボーっとしている時間。
・ついついスマホをいじってしまっている時間。
・「何を勉強しようかな?」と考えている時間。
そうすると自分では1日6時間勉強していると思っていても、実は3時間くらいしか勉強していないことも珍しくありません。
もちろんずっと勉強し続けることは難しいので、息抜きを取ることも必要です。
しかし思っている以上にムダにしている時間は多く、睡眠時間よりも優先してどんどん削っていかなければいけません。
そうすれば睡眠時間も勉強時間も増やせるので、成績はぐんぐん上がっていくはずですよ。
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またどうしても時間が無い受験生は、配点の高い分野に絞って勉強するのも1つの手。
例えば「英語長文」は大学受験において、最も配点が高い分野の1つです。
英語長文が読める受験生とそうでない受験生では、点数に大幅に差がついてしまいます。
コストパフォーマンスを一番に考えて、どう勉強していくべきかを考えていきましょう。
英語長文の読み方を詳しく知り、英語の偏差値を大きく伸ばしたい方は下のラインアカウントを追加してください。
必要な睡眠時間は毎日変わる
「1日6時間睡眠にする」などと決めて、そのルールを守ろうとしすぎるのはあまり良くありません。
理想的な睡眠時間は、その日の体調や前日の睡眠時間によって、毎日変わります。
例えば運動などをしてものすごく疲れている日は、6時間睡眠では足りないかもしれません。
必ず毎日〇時間寝ることが適切とは決められないんですね。
そこでおすすめなのが、自分の疲れをABCの3ランクで評価することです。
そしてその疲れに合わせて、睡眠時間を調節しましょう。
例えばものすごく疲れているときは、Aランク。
8時間たっぷり睡眠を取りましょう。
十分に睡眠時間を取ることで、逆に勉強の効率が上がります。
逆に前日ぐっすり寝れてすごく元気なとき。
Cランクと評価して、6時間睡眠にするんです。
睡眠時間を少し短くした分、勉強時間が増やせますね。
そうするといつもスッキリした状態で朝を迎えられるので、勉強にも集中できます。
もちろんこの時間には個人差がありますから、少しずつ調整して自分にベストな睡眠時間を、毎日取れるようにしましょう。
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起きる時間・寝る時間は前の日に決める
いつの間にか目覚ましを止めて、お昼まで寝てしまったり、夜遅くまで夜更かししてしまったり。
「ついつい」やってしまうこういった行動が、生活リズムを崩す原因となり、成績にも影響します。
疲れている時は長く寝るのも良いですし、どうしても夜更かししたいときはしても良いと思います。
しかしそれを「ついつい」だらけてしてしまうのではなく、「明日は11時まで寝て疲れを取ろう」など、前日に決めるようにしてください。
意志が弱いことが原因でなまけてしまうと、そういうクセがついてしまい、どんどん勉強時間が減ってしまいます。
絶対にそう言うことがないように、休むにしても睡眠時間を長く取るにしても、計画したうえで実行するようにしましょう。
どうしてもダラダラしてしまって、自分ではどうしようもできないという方は、下のラインアカウントを追加してください。
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寝る前のスマホやタブレットはできる限りやめよう
聞いたことがあるかもしれませんが、スマホやタブレット、パソコンなどの画面から発せられる「ブルーライト」には人間を覚醒させる力があります。
特に寝る前にブルーライトを浴びてしまうと、寝付きにくくなったり、眠りが浅くなったりしてしまうんです。
睡眠が十分にとれなければ、次の日の勉強の効率は大きく下がってしまいます。
寝る前のスマホは幸せの時間かもしれませんが、できる範囲で我慢するようにしましょう。
例えば私が受験生の時は、画面の明るさをできるだけ暗くして、負担にならないように電気を消してからは画面を見ないようにしていました。
YouTubeの動画を見るのは大好きでしたが、枕の隣において音声だけで楽しむなど、工夫をしていました。
少しでも睡眠の質をよくできるよう、スマホやタブレットの使い方を考えてみてください。
どうしても眠い時は昼寝をしよう
どうしても眠くて勉強に集中できない時は、仮眠を取るようにしてください。
眠い状態で勉強を進めても、時間だけが過ぎてしまって逆に無駄になってしまいます。
「寝ないように頑張ったけど、ずっとウトウトして、結局何も進まなかった」という経験は、誰もが1回はあるでしょう。
一説によると「20分を超えて睡眠をとると、熟睡状態に入る」と言われています。
つまり昼寝や仮眠をするにしても、15分ほどがベストだということですね。
キッチンタイマーや目覚ましをきちんとセットして、鳴ったらちゃんと起きるようにしてください。
タイマーを止めてずっと寝てしまったら、元も子もないですからね笑
寝る直前にカフェインを含むコーヒーなどを飲んでおくと、さらに仮眠の効果が上がります。
目が覚めたころにちょうどカフェインが効いていて、スッキリ目覚められるはずです。
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朝型と夜型はどっちが良いの?
「朝の方が頭が働くから、早起きした方が良い」という話は、何度も聞いたことがあると思います。
あくまで私の意見ではありますが、必ずしも全員が朝型ではないと思いますし、朝は眠くて頭が働かないという人も少なくないはずです。
科学的にも「朝型と夜型は生まれつき決まっていて、無理に変えると活動のパフォーマンスが落ちる」という説もあります。
私は夜型の人間で、夜の方が勉強に集中できたので、夜遅くまで勉強をしていました。
その代わり起床時間は遅くなってしまっていましたが、トータルでの勉強時間は変わりません。
夜の方が勉強に集中できる夜型の人は、少し起きるのが遅くても、夜頑張ればそれでよいと私は考えています。
とはいえ夜型の人も、受験が近くなったら朝型にシフトしていった方が良いですね。
というのも大学受験は入試が早い時間から行われることが多く、試験会場が家から遠いと、起きる時間もかなり早くなります。
普段起きるのが遅い人は、入試会場で頭が働かず、実力が発揮できないという可能性もあるでしょう。
そのため受験が近づいてきたら、意識的に朝早く起きて、夜は早めに寝るようにしてください。
それさえ守れれば、普段は朝型でも夜型でも良いのではないでしょうか。
大学受験生は、睡眠時間は削るべき?まとめ
ポイント
・高校生の睡眠時間の平均は6時間30分ほどで、睡眠不足気味
・勉強を時間ではなく「量」で考えることで、睡眠時間を確保しよう
・睡眠時間は、勉強と同じくらい大切な時間
・睡眠時間を削る前に、ムダな時間を削ろう
・毎日の疲れに合わせて、睡眠時間を調整しよう
・寝る前のスマホやタブレット、PCの使用には注意
・どうしても眠い時は15分ほど仮眠を取ろう
・寝る時間と起きる時間は、前日に決めておこう
・余裕を持ったスケジュールを立てないと、途中で崩れてしまう
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
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