【大学受験勉強】スマホは封印/解約/制限するべき?携帯電話/スマホが邪魔なら禁止にする?


大学受験とスマホ

記事と筆者の信頼性

・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格

・筆者はスマホを愛用しながら、受験に成功

・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

受験生
勉強中にどうしても、スマホをいじってしまいます。思い切って解約するべきですか?

スマホが普及した現代、こういった悩みを持っている人が本当に多いです。

「やめたいと思っても、ついついスマホを触ってしまう」、「勉強に集中していても、通知が来ると集中が切れてしまう」など。

中には「スマホを捨てる」なんていう、究極の行動に出た人もいました。

 

スマホの制限は逆効果になる可能性がある

スマホ/携帯電話を無理やり制限することは、逆効果になる可能性が高いです。

スマホは勉強について調べたり、辞書として使ったり、友達と連絡を取ったり、気分転換したり・・・

受験生・高校生にとって、スマートフォンは受験においてとっても大切なツールの1つなんです。

スマホを物理的に封印した時の精神的な負担は大きく、今まで以上に大きなストレスがかかってしまう可能性があります。

 

私は常にスマホを横において勉強しました

私は早稲田大学に合格しましたが、常にスマホはいじっていましたし、制限したこともありません。

スマホが集中とリラックスのメリハリをうまくつけてくれたからこそ、早稲田大学に合格できたとも言えます。

ではなぜ私は、スマホを制限しなくても早稲田大学に合格できたのでしょうか。

あなたもスマホを禁止にするとすぐに決めるのではなく、スマホとの付き合い方を学んでいきましょう。
筆者

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スマホを解約しなくても良い理由

受験勉強というのは、無限に勉強しなければいけないわけではありません。

志望校合格に必要なノルマをキッチリこなせば良いんです。

気分転換をせずに勉強を進めていっても、いつか潰れてしまうんです。

もし人間がそんなに頑張れる動物だったら、「気分転換」や「リフレッシュ」なんて言葉がこれほどまでに広まっているわけがないですよね。

必要な勉強量を、気分転換をしながらキッチリこなさないと、志望校には合格できないんです。

 

ノルマの達成が合格のカギ

毎日ノルマをキッチリと決めて、妥協せずに達成していきましょう。

例えば私の場合、1日休むためには、9日勉強しなければいけないというノルマを決めていました。

逆に言えば10日に1日は休むことで、最大のモチベーションを保ちながら勉強に打ち込めていたんです。

そして9日間の勉強の日には必ず、「1日のノルマ」を決めていました。

ノルマの例

・単語を100個覚える

・熟語を50個覚える

・英語長文を2題解く

・現代文を1題解く

・古文を2日に1題解く

などなど。

ノルマさえ達成できれば、別に勉強の合間にスマホを触っても、体を動かしても、何をしてもOK。

「スマホの封印」は必ずしもしなければいけないものではないんです。
筆者

 

スマホを制限すると、ストレスの原因になる

ノルマも決めずに、スマホや遊びを制限して勉強だけをしていたら、人間は爆発してしまうでしょう。

だから仮にスマホを解約したとしても、寝てしまったり、ボーっとしてしまったりするんです。

必ず「ノルマ」を決めて、そのノルマを達成できればOKという気持ちで、勉強に臨みましょう。

そうすればスマホは良いリフレッシュのツールにもなりますし、勉強に関する情報を集めるための手段にもなります。

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ノルマって、どうやって決めれば良いの?

ノルマを決めるためには、まずは志望校の過去問を解きましょう。

そして入試本番までに、どんな勉強をどれだけしなければいけないかを数値化します。

例えば単語を〇個覚えて、問題集は〇冊解いてといった具合ですね。

そしてそのノルマを達成するためには、1日にどれくらいの量を勉強しなければいけないかを、逆算するんです。

 

模試を目標にするのもおススメ

模試を中間目標として設定しておくと、「模試までにここまで終わらせよう」という計画が立てやすくなるのでおススメです。

もちろんそのスケジュールには、リフレッシュするための時間も加えてください。

スケジュールを「1日10時間の勉強」などとびっちり組んで、休息日や調整日を設けずに設定してしまう人も多いです。

計画を立てているときはやる気がありますから、それくらい出来ると思うかもしれませんが、人間はそんなに強いものではありません。

勉強が思ったように進まなかったとき用に「調整日」や、疲れを取るために「休養日」なども必ずスケジュールに組み込むようにしてください。

 

ノルマあればスマホで遊んでもOK!

ノルマが決まれば、後はそのノルマを達成するために頑張るだけです。

極端な話、1日にどれだけスマホをいじったとしても、ノルマが終えられていればそれでOK。

逆にスマホを封印したとしても、勉強が進んでいなければ全く意味がないですし、合格にも近づけません。

「スマホを封印するかどうか」ではなく、もう1つ論理的に、合格に向けて正しく勉強を進められているかを考えましょう。

 

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「スマホがあるから勉強できない」のではない

ついついスマホを触ってしまうのは、そこにスマホがあるからだと思っていないでしょうか。

実はそうではなくて、勉強が嫌だから他の何かに逃げてしまっているだけなんです。

試しに3日ほど、スマホを親に預けるなどして、封印してみてください。

きっと今の状態では机に座っても、時間だけが過ぎてしまったり、他のことに気を取られてしまったりして、勉強に集中できないはずです。

このまま無理やり勉強したところで、途中で投げ出してしまうのは目に見えています。

 

モチベーションを上げよう

大切なのはスマホを封印する事ではなく、勉強するモチベーションを上げることです。

なぜあなたは必死に勉強してまで、志望校に合格しなければいけないのでしょうか。

自分が欲している「感情」を明らかにしてみてください。

こんな感情

・親に恩返ししたい

・先生や友達を見返したい

・誰かに自慢したい

・憧れの大学でキャンパスライフを送りたい

あなたが欲しているのはこういった「感情」であって「合格という結果そのもの」ではないのです。

これらの感情をリアルに、毎日思い描いてみてください。

実際に志望校に足を運んで、キャンパスを感じることもとても大切です。

いても立ってもいられないほど、勉強したくて仕方なくなります。

そうすれば自然と、スマホに逃げてしまって悩むこともなくなるでしょう。

逆に勉強したいという気持ちが強く沸かないのであれば、もしかしたら「受験しなければいけない」という先入観によって、無理やり勉強をしてしまっているのかもしれません。

もしそうであれば、受験をしないという選択肢もありだと思います。

 

志望校を決めよう

志望校がまだ決まっていない場合は、できる限り早く志望校を決めるようにしましょう。

目標が明確になっていないと、受験勉強を頑張る理由がなくなってしまいますから、勉強への情熱も出てきません。

色々な大学に関する情報を調べたり、それぞれの大学に足を運んでみたりしてみてください。

「志望校が決まらない」と悩んでいても何も変えられませんから、積極的に動いていきましょう。

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スマホと勉強を両立する8つのワザ

ここからは「スマホを封印せずに成績を上げる」ための、7つのワザをお伝えしていきます!
筆者

記事と筆者の信頼性

①模試を定期的に受ける

②スマホの使用時間を測定する

③スマホを使う場所を決める

④使うアプリを制限する

⑤スマホのルールを宣言する

⑥ロック画面を変える

⑦スマホの制限用のアプリを使う

⑧通知をOFFにする

 

①模試を定期的に受ける

特に高1、高2の人にとっては、入試までの期間がかなり遠く感じられるかもしれません。

だからこそ危機感が感じられず、どうしても勉強に集中できなくて、スマホに手を出してしまうというパターンが多いです。

危機感を持って勉強を進めるためには「定期的に模試を受ける」ことが大切。

模試を受ければ現在の自分の学力を客観的に知れるので、成績が悪ければ「このままじゃマズい」と考えるようになるでしょう。

 

また「1か月後に模試がある」という目標があれば、「次の模試までにはここまで終わらせよう」とやる気も出るはずです。

小さな模試という目標に向かって努力を続けて、最終的に入試本番を迎えるというスケジュールになります。

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②スマホの使用時間を測定する

スマホを使っている時間と、勉強をしている時間、それぞれ何時間なのかストップウォッチを使って測ってみてください。

おそらく想像以上にスマホを使っている時間が長く、そして勉強をしている時間が短いでしょう。

現状を数値として把握することで、危機感を持つことができるはずです。

また「勉強時間を1時間増やす」「スマホの時間を2時間減らす」など、明確に目標を立てることもできます。

>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

 

③スマホを使う場所を決める

スマホを使う場所を決めることで、スマホを使いすぎることを防げます。

例えば「スマホを使える場所はリビングだけ」と決めて、そこから持ち出さないようにしてください。

そうすれば勉強をしようと思いつつ、スマホに逃げてしまうという悪い流れを断ち切れるかもしれません。

勉強している部屋にスマホがあると、やはり邪魔になってしまいますし、集中力も落ちてしまうでしょう。

>>大学受験がもう嫌だ!逃げたい!というあなたはこちらをお読みください

 

④使うアプリを制限する

色々なアプリがありますが、その中でも依存性が高いものに注意してください。

例えばオンラインゲームは相当な依存性がありますから、無限に時間を費やしてしまいます。

勉強をしているときも「ちょっとチェックしないと」「イベントが始まっちゃう」など、気になることがたくさんありますよね。

インスタグラムやTwitter、YouTubeなども1度使い始めると、止まらなくなってしまう可能性があるので気を付けなければいけません。

ご自身がどうしても依存してしまうアプリを消すなどして、使うアプリを制限することも大切です。

 

⑤スマホのルールを宣言する

親や兄弟などに「スマホは1日1時間しか触らない」「リビングにスマホを置いておく」などと、宣言をしてみてください。

近くにいる人に宣言をしておくと、「見られている」感覚が出てくるはずです。

宣言をして達成できないのはカッコ悪いですし、少しでも「頑張っているな」と思われたいという気持ちも芽生えてくるでしょう。

スマホに限らず、目標を誰かに宣言するというのはとても効果があるので、ぜひ実践してみてください。

私が浪人したときも親や兄弟に、「絶対に早稲田大学に合格する」と宣言したことが、早稲田大学に合格できた大きな要因でもありました。

>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら

 

⑥ロック画面を変える

かなり原始的な方法ではありますが、ロック画面の待ち受けを「志望校の写真」や「頑張りたくなる言葉」に変えると言うもの。

スマホについつい逃げてしまいがちなときも、待ち受けを目にすることで少しは心も動くはずです。

私が受験生の時は待ち受けに、ニガテな英単語を並べていました。

スマホを使う前にその英単語を覚えるようにしていたので、学力の向上にもつながりました。

 

⑦スマホの制限用のアプリを使う

スマホは中毒になってしまう人も多く、「スマホを使う時間を減らしたい」と考えている人はたくさんいます。

そういった需要があるため、スマホの利用時間をおさえるためのアプリも出ています。

「スマホをやめれば魚が育つ」というアプリが、iPhoneのスマホ依存症の改善アプリとしては一番人気。

Androidでは「Forest - 集中力を高める」というアプリが人気。

どちらもスマホを使っていない時間に、魚や植物が育つようになっているというもの。

「成長したらどうなるんだろう?」という好奇心があり、自然とスマホを触る時間が減っていくかもしれません。

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⑧通知をOFFにする

勉強をしているときに通知が来ると、せっかく集中していても、一気に集中力が無くなってしまうことがありますよね。

1件のLINEを返したら、そこからスマホをどんどん触ってしまうこともあるでしょう。

勉強中はスマホの通知を切る、もしくは視界に入らないところに置いておくことがおすすめです。

 

どうしてもスマホが手放せない場合は

どうしてもスマホがやめられないとなると、もはや封印する、解約するといった物理的な対処法しかなくなってしまいます。

例えば親にスマホを預ける、鍵がかかるところに封印する。

受験が終わるまで解約する、1ヵ月あたりに使える通信量を減らすことで、強制的にスマホを使えなくするというのも1つの手です。

ただこれはあくまで最後の手段であり、強制的にスマホを封印する前に、メンタル面からその原因を解決できないかを考えてみてください。

 

成績が伸びれば勉強をしたくなる

スマホに逃げてしまうのはやはり、勉強が楽しくないからでしょう。

私が現役の受験生の時も成績が伸びず、「勉強をしても意味がないんじゃないか」なんて考えてしまい、スマホを使う時間も増えてしまいました。

結果は日東駒専を含む12回の受験、全てで失敗。

 

成績が伸びれば楽しくなる

浪人をしてまず初めに「どうすればニガテな英語を攻略できるか」を徹底的に分析。

そこで私は「英語長文が読めないから成績が上がらない」ということが分かり、英語長文の読み方を研究していきました。

こうして1つ1つ英語の勉強の進め方を改善していくと、偏差値は1ヶ月で40から70を超えるようになりました。

偏差値が70を超えると模試の冊子にも掲載されるようになり、親や友達からたくさん褒められます。

偏差値が上がれば勉強が楽しくなり「もっと成績を伸ばしたい」と思うようになり、前向きにどんどん勉強するようになります。

スマホで息抜きをしつつ、前向きに勉強にのめり込むという状況を作れていました。

 

「どうすれば成績が伸びるか」を考えよう

日東駒専に落ちてしまった私が、早稲田大学に合格できたのは、スマホに依存するようなメンタルを打ち破れたからなのでしょう。

物理的にスマホを封印しても、結局はボーっとしてしまったり、他のものに時間を費やしてしまったりするので、大きな改善は無いかもしれません。

「どうすればスマホをやめられるか」ということよりも、「どうすれば成績を大きく伸ばせるか」にフォーカスした方が良いんです。

成績が伸びていけば勉強は楽しくなり、スマホへの依存性もどんどん薄くなっていきます。

 

英語長文は配点がとても高いので、攻略できれば1ヶ月で私のように、英語の偏差値が大きく伸びる可能性を秘めています。

私が実践した英語長文の読み方やトレーニング方法を詳しく知りたい方は、下のラインアカウントを追加してください。

 

大学受験勉強とスマホについて!まとめ

ポイント

・スマホを制限しても、根本的な解決にはならない

・スマホは息抜きや情報収集に、とても大切なツール

・息抜きをせずに勉強するのは、人間にはほぼ不可能

・1日のノルマを決めて、リフレッシュしながら勉強しよう

・なぜ受験勉強をしているのか、もう一度考えよう

・成績が伸びれば、勉強は楽しくなってスマホにも逃げなくなる


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