京都大学の生物の出題傾向
京大生物は例年4題出題されています。
物理、生物、化学、地学の4教科の中から2教科選んで解答する形で、理科全体で180分の解答時間が与えられます。
したがって、基本的に生物に割ける時間は90分です。
生殖や遺伝子、生態系など広い範囲から様々な問題が出題されます。
遺伝子に関する問題は頻出ですが、だからと言って遺伝子に関する問題だけ対策しておけばいいということはありません。
一問一問が手ごたえのある難問であるばかりでなく、問題数も多く、記述式の解答が多いことから完答をすること自体が困難です。
また、出題範囲も広く、各分野に関しても基礎から応用まで幅広い知識が求められるためかなり解きにくいでしょう。
それでもなお、ほかの教科にもよりますが得点的に完答が望ましいため十分な対策が必要となります。
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京都大学の生物で求められる力
さて、では本番ではどのような能力が求められるでしょうか。
まずは読解力でしょう。
ほかの教科でもそうですが、特に生物は文章を読む力がなければ解くことはできません。
次に必要なのは文章力です。
生物の試験は国語のような要素も持ち合わせています。
いかに自分の考えを簡潔に書ききるかという能力が必要とされます。
素早く正確に問題を読み、理解し、自分の言葉で自分の考えを表現することが京大生物には必須となります。
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京都大学生物の対策とコツ
インプットの方法
生物の知識の多くは、図や絵と関連付けて覚えることでおぼえやすくなります。
したがって、教科書よりも図表集や図録などの副教材が役に立ちます。
絵や図と関連して知識を頭に入れるためには、その図を実際に自分の手で描くことが近道になります。
下手でもなんでもいいので、描いてみてください。
初めは見ながらで大丈夫です。
一通り慣れたのちは、ノートに分野のタイトルや図のタイトルだけ書いて、そのタイトルに合うように何も見ずに図を描いて答え合わせをするという形の勉強法がおすすめです。
満点近い点数を目指すためには、これだけではいまだ不十分です。
細かな知識を入れるためには、空いた時間で図録を眺めるのがいいでしょう。
生物は最も身近な教科ではありますが、細かな知識は非常にマニアックだったりもします。
その部分を埋めるために、普段から図録を眺め、細かな文字までに注意を払ってください。
アウトプットの方法
上記の方法で基礎知識を頭に入れた後は、アウトプットです。
それぞれのワードを説明してみるというのがいい勉強法になります。
例えば遷移であれば、一次遷移、二次遷移があり湿性遷移、乾性遷移があって、それぞれどのような形で遷移が進むことを指すのかを自分の言葉で文章にします。
その書いた文章は先生や友人、親など他の人から評価してもらうのが一番です。
自分から見てわかりやすい文章が他人から見てもそうであるとは限らないため、他人の目で確かめてもらうのが文章力を高める近道になるのです。
もちろん過去問や模試は必須です。
特に過去問は何度も繰り返し解くことをおすすめします。
できれば過去問を解く場合は90分ではなく60分で解き切るようにしてください。
本番では焦り、知識が引き出しからでなくなります。
それを見越して短時間で解く訓練が必要です。
とにかく素早く解く訓練を普段からしてください。
京都大学の生物まとめ
生物は、知れば知るほど面白い教科です。
各要素のつながりを知り、生物を楽しんで勉強することが本来であれば最善の勉強法です。
また、自分の考えを思いきりぶつけられるのも生物の特徴の一つです。
ぜひ楽しみながら勉強を進めてください。
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