記事と筆者の信頼性
・筆者は受験生の時に速単上級編を勉強し、早稲田大学に合格
・手元に速単上級編を用意して、中身を見ながらレビュー
・大量の参考書、問題集を分析している「参考書マニア」
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
大学受験の英単語帳は様々な種類がありますが、その中でもとても評判が良いのが「速読英単語」。
速読英単語の中でも最もレベルが高い「速読英単語上級編」について、詳しく解説していきましょう。
私も受験生の時は速読英単語上級編を勉強したことが、早稲田大学への大きな力になってくれました。
「速読英単語上級編の特徴とレベル」、「メリット・デメリット」、「効果的な使い方」の3点をメインに解説していきます!
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目次
速読英単語(速単)上級編の特徴
速読英単語は長文を読みながら、英単語を覚えられる英単語帳。
下の写真のように新出の単語が赤字になっていて、意識しながら長文を読めるようになっています。
速読英単語上級編は「上級編」というだけあって、英単語のレベルだけでなく、長文のレベルも高いです。
MARCHレベルで合格点が取れるようでないと、速単上級編の長文は理解できないでしょう。
もちろんそのもののレベルも、かなり高いです。
速読英単語上級編のレベル/難易度
速単上級編は中堅国公立・MARCH・関関同立の英語で安定して合格点が取れるようになった受験生が、難関大学の英語で1点・2点の追加点を取るために使う英単語帳です。
早慶上智、東大・京大といった難関大学の英語の中でも、難しい英単語が収録されています。
TOEICや英検準一級、TEAPといった難しい英語の試験でも出てくる単語も、たくさん収録されています。
速単上級編の位置づけは、これ以上ほかに勉強することがないという受験生が、最後の一手として使う英単語帳となるでしょう。
速単上級編に取り組むタイミング
私も早稲田大学の過去問を解いて「もう1ランク上の英単語帳が必要だ」と感じた時に初めて、速読英単語上級編に取り組みました。
速読英単語上級編がいらない、必要がない受験生もたくさんいるので、この点は注意してください。
高1、高2で速読英単語上級編に手を出している方も見かけますが、あまり早い時期から取り組むものではありません。
まずは基礎単語を完璧に
まずはシステム英単語標準編や、英単語ターゲット1900、速読英単語標準編、鉄壁など、必修の英単語帳を完璧にしましょう。
これらの英単語の方が圧倒的に出題頻度が高く、点数に大きく影響してきます。
標準的な英単語が完璧になった後で、志望校の過去問を解き、難しい単語を覚えれば自分の得点があがると判断した場合のみ、速読英単語上級編に取り組みましょう。
難しい英語の問題が解けないからと言って、原因を深く究明せずに、速読英単語上級編に飛びついても、現状は変えられない可能性があります。
速読英単語上級編はあくまで、最後の数点を取りに行くための単語帳です。
MARCHや関関同立で合格点を取ってから
共通テスト、MARCHや関関同立レベルであれば、速読英単語上級編レベルの難しい英単語を知らなくても、十分に合格点が取れます。
ここでつまずいている場合は、難しい英単語をインプットするよりも、やらなければいけないことがたくさんあるでしょう。
大学入試は英語長文の配点がとても高く、ここを攻略できないとどんなに難しい英単語を覚えても、合格点は取れません。
特にMARCHレベルの英語長文で大きく失点してしまっている受験生は、まずは長文の勉強を優先しましょう。
一定のレベルの英語長文でしっかりと得点を稼げるようになってから、プラスアルファの点数を稼ぐために速読英単語上級編に取り組んでください。
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速読英単語(速単)上級編の使い方&覚え方
以下の3つのステップに沿って、取り組みましょう。
ステップ①まずは長文を読む
速読英単語上級編には、今まで見たことがないような英単語がたくさん並んでいるため、いきなり覚えるのは至難の技です。
まずは掲載されている英語長文を読み、単語が使われるイメージを、肌で感じましょう。
すると難しい英単語にも少しなじみが出てきて、全く知らない英単語という印象は薄くなるはずです。
英語長文のレベルのかなり高いので、早慶・難関国公立の英語長文の力をつけるにはもってこいですね。
あまりにも長文が難しく、読めないという場合は、英語長文のトレーニングを先に取り組んでから、速読英単語上級編に戻りましょう。
単語の訳は見ずに挑戦
長文を読む際にはこれから覚える英単語もたくさん出てきますが、最初は訳を見ないようにしてください。
すぐに単語の訳を見てしまうと、難しい英単語が出てきたときに推測する力を鍛えられません。
入試本番でも難しい英単語はたくさん出てきますが、これらは「推測」していく必要があります。
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ステップ②1回で覚えようとしない
いつもの要領で英単語を覚えようとしても、難しい分、やはり覚えてもすぐに忘れてしまいます。
初めて出会うものを、全て脳に記憶していたら、人間の頭はパンクしてしまいます。
なので何回も繰り返し出会ったもののみ、人間の頭に記憶されるようになっています。
ですのでポイントは、何度も何度も英単語に触れることです。
1回の暗記に時間をかけるのではなく、1単語長くても1分間の暗記にとどめ、どんどん次へ進み、何度も覚えなおすようにしましょう。
発音やスペルの暗記は不要
速単上級編の英単語はとてもレベルが高いため、発音や書き取り問題として出題されることはほとんどありません。
発音やアクセントまで覚えようとせず、1単語1訳覚えられればOKです。
とにかく取り組む英単語をうろ覚えにせずに、しっかりと暗記していくことを一番に考えてください。
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ステップ③英単語を覚えたら、また長文を読む
速単上級編の英単語を一通り覚えたら、もう一度長文を読みましょう。
英単語を覚えてから、もう一度長文を読むことで、さらに英単語がイメージしやすくなり、記憶に定着していきます。
そして何度もハイレベルな英語長文を読むことで、難関大学の英語長文に戦う力もしっかりと身についていきますよ。
長文は全訳も参考にしながら、最終的にスラスラ読めるようにするところまで復習してください。
途中で詰まってしまうようではまだ理解できているとは言えず、完璧に読めるようにすることで、難しい長文を読む力も磨かれます。
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速単上級編の別売りのCDの音声は使うべき?
速読英単語上級編には、別売りのCDがあります。
無料で音声をダウンロードすることはできず、別売りのCDはそれなりのお値段になっているのは、1つのデメリットでもあります。
速単上級編に掲載されている英語長文を読んでくれるCDなので、そのレベルはとてつもなく高いです。
難関大学で試験にリスニングが出るという受験生は、取り組んでみても良いでしょう。
ただしほとんどの受験生には、速単上級編のCDはオーバーワークです。
CDに手を出す前に、もう一度速単上級編の英単語を覚えなおしたり、英文法を復習したりと、やるべきことはたくさんあるでしょう。
得点に直結するところから先に、勉強していきましょう。
余裕がある受験生は移動時間やスキマ時間に、速読英単語上級編のCDを聞くのは効果的。
覚えた英単語を音で復習できるので、視覚だけでなく別の角度からも覚えられるようになります。
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速読英単語上級編は音読をするべき?やり方は?
速読英単語上級編の長文はとても難易度が高く、音読をするにしては難しすぎると考えているからです。
声に発しながら文章を理解するというのは、黙読よりもかなり難しいものになります。
実践のことを考えると、速読英単語上級編の長文は黙読を繰り返して、難しい長文を読む力を鍛える方が良いでしょう。
音読をするにしても、スラスラ読めるようになった長文を活用してください。
CDの音声を使わないと誤った発音で音読してしまうので、スピーキングやリスニングに悪影響も出てしまいます。
CDを活用して正しい発音で、理解しながら音読を進めていきましょう。
速読英単語上級編の単語が覚えられない場合は?
どうしても覚えられない場合はもう3倍、暗記の回数を増やしてみてください。
馴染みがない英単語を覚えにくいのは当然のことで、想像の3倍は努力しないと、そう簡単には覚えられません。
スマホに入れる、暗記カードを作るなどして、スキマ時間に積極的に触れていきましょう。
またペンで書く、音を聴く、音読するなど別の角度から覚えていくのも効果的。
様々な角度から1つの英単語を覚えることで、記憶に定着しやすくなります。
速読英単語上級編には900語もの英単語がありますから、何周もすると相当な時間がかかってしまいます。
1周してみて、「既に覚えている」「覚えられそう」「苦手」の3つに分類して、チェックをつけるのがおすすめ。
既に覚えた英単語は定期的に復習するだけで良いので、ニガテな英単語は特に力を入れて、何周も暗記できるようになります。
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リンガメタリカとどっちが良いの?
難しい英単語を覚えられる英単語帳としては、リンガメタリカも有名。
速読英単語上級編は難しい英単語を幅広く覚えるのに対し、リンガメタリカは専門的な英単語を覚える形になっています。
医学や環境など特定の分野の英単語を覚えつつ、その分野の長文をたくさん読めます。
特定の分野の対策をしたいのであればリンガメタリカ、受験に必要な英単語を幅広く覚えたいのであれば速読英単語上級編が良いでしょう。
DUO3.0や単語王、キクタンSuper、新ユメタン3 スーパーハイレベルなど、難しい英単語帳はいくつかあります。
どれが必ずしも良いというわけではないですから、ご自身で書店に足を運んで、中身を見てください。
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速読英単語(速単)上級編の使い方&勉強法まとめ
ポイント
・速単上級編は、難関大学を目指す受験生が、最後の一手として使う英単語帳
・英単語のレベルがとても高いので、長文の中でイメージをつかんでいく
・暗記の際には1回で覚えようとせず、何度も繰り返し覚える
・長文を読むときはすぐに訳を見ずに、推測するトレーニングをする
・別売りのCDは、必ずしも必要な物ではない
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