記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・手元に単語王を用意して、中身を見ながらレビュー
・大量の参考書、問題集を分析している「参考書マニア」
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
大学受験用の英単語帳は本当に色々ありますが、今回紹介するのは単語王2202。
知る人ぞ知る名書という感じで、コアなファンがたくさんいる英単語帳です。
「単語王の特徴とレベル」「他の英単語帳との違い」「偏差値を伸ばす使い方」の3点を詳しく解説していきます!
単語王2202ってどんな単語帳?
単語王は難易度がかなり高い単語までカバーされている、上級者向けの英単語帳。
MSAという最難関大学や、ハイレベルな英語の指導をしている塾が手掛けています。
「信者」と呼ばれる人がいるほど、かなり評価が高い英単語帳です。
1語に複数の訳
単語王は下の写真のように、1語に対して複数の訳が書かれています。
1語1訳の英単語帳も多いですが、大学受験では様々な訳が問われるケースが多いです。
多くの訳を覚えておいた方が得なことは間違いないので、複数の訳が覚えられるのは大きなポイントです。
ユニットごとに細かく分かれている
単語王は1つ33語ほどのユニットが、68個で形成されています。
1章が500個などと個数があると、多すぎて覚えられないという人も多いはずです。
しかし1ユニット33語であれば、何とか覚えられると思いませんか?
細かく分かれていることにより、暗記のハードルが下がっていて、暗記が苦手な人でも覚えやすいです。
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メモリーボードで隠せる
単語王2202には「メモリーボード」と言うものがついていて、隠しながら暗記できるようになっています。
少し特殊な形になっていて、赤色の面を上にすると「単語の訳を覚えられる」、青色の面を上にすると「スペルを覚えられる」という形式。
赤色の面が上の場合
青色の面が上の場合
単語の訳だけでなくスペルも覚えられるので、英作文の対策にも効果的です。
派生語も覚えられる
単語王では下の写真のように、派生語までカバーされています。
受験では派生語も良く狙われるので、覚えれば得点につながっていきます。
ただ単語王にも記載されているように、「最初から派生語まで全て覚えようとしない」ことも重要です。
最初から全て覚えようとするとパンクしてしまいますし、最も重要な「単語の訳」もうろ覚えになってしまいます。
まずは重要な部分を暗記して、徐々に幅を広げていくようにしましょう。
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単語王2202のレベル/難易度
単語王は「確信の807語」、「飛躍の674語」、「勝利の545語」、「栄光の176語」の4つの章に分けられています。
大まかなレベルの目安は、下記のようになります。
各章のレベル
・確信の807語-共通テスト/日東駒専(偏差値52)
・飛躍の674語-MARCH/関関同立/中堅国公立(偏差値58)
・勝利の545語-早慶上智/東大京大(偏差値63)
・栄光の176語-プラスアルファの最難関単語(偏差値63以上)
自分の現在の学力と、志望校のレベルに合わせて勉強する範囲を決めてください。
最も易しいレベルでも共通テストレベルなので、基礎的な単語はあまりカバーされていません。
最初にシステム英単語Basicなどで、基礎~標準レベルまでの単語をカバーしておくと、スムーズにステップアップできます。
基礎単語をおろそかにしたまま単語王を勉強しても、穴だらけになってしまって成績は伸びません。
オーバーワークに注意しよう
例えば日東駒専や産近甲龍レベルを目指す受験生が、単語王を最後まで覚えようとすると、オーバーワークになってしまう可能性が高いです。
出題頻度が高い基礎的な英単語を、システム英単語Basicなどで何周も完璧に固めた方が、はるかに得点につながります。
自分の現状のレベルや、志望校のレベルに適した取り組み方を心がけましょう。
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単語王2202の使い方&覚え方
単語王は2202語と単語の数も多いですし、難しい単語もたくさん収録されています。
これまでたくさんの受験生を指導してきましたが、ほとんどの受験生は「うろ覚え」になってしまっていました。
単語王を覚え切ることは大変なことですが、逆に言えば単語王を完璧に覚えられれば、周りと差をつけてグッと合格に近づきます。
暗記ステップ①知らない単語にチェック
基礎的な単語帳を1冊勉強していれば、単語王の中でも知っている単語がいくつかあるはずです。
これらの英単語を除外して、覚えるべき単語を少しでも削ることで、暗記の負担を減らしていきましょう。
「覚えられていない単語を集中して、何周も暗記する」という意識が大切です。
心理的な面から見ても、「単語数が減ったから覚えられそう!」という余裕も生まれてくるでしょう。
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暗記ステップ②章ごとに暗記
「確信の807語」、「飛躍の674語」、「勝利の545語」、「栄光の176語」の順に難易度が上がっていきます。
難しい英単語ほど、他の受験生と差をつけられる一方で、出題頻度は低くなります。
逆に基本的な単語ほど出題頻度は高く、合否を大きく左右します。
だからこそ最初の章から順に進めていき、徐々にレベルを上げていくことが大切です。
前置詞とセットで暗記
入試問題では、前置詞を埋めさせる問題も頻出です。
provide A ( ) B
の()にwithを埋めさせるような問題です。
単語を覚えるときから前置詞に注意しておかないと、後でまとめて覚えるのはとても大変です。
「前置詞も重要だ」と頭に入れて、覚えていくだけでも効果は出るでしょう。
発音・アクセントも覚える?
志望する大学で発音・アクセント問題が出題されているようであれば、覚えた方が良いですね。
別売りのCDや電子辞書、インターネットの無料の辞書サイトなどで発音を確認し、音読していきましょう。
共通テストのリスニングや、TEAP・英検などのスピーキングの対策にもなります。
もちろん音読をすることで、記憶に定着しやすくなるというメリットもあります。
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フラッシュカードは使うべき?
単語王には別売りで、フラッシュカードというものがあります。
2セットに分かれていて、どちらも購入すると4,000円以上と費用は高いです。
一方で暗記カードを持っていれば、暗記の効率が上がりますし、確認テストもしやすくなります。
少しでも必要だと感じれば、購入した方が良いでしょう。
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暗記ステップ③確認テストをしよう
英単語は自分で覚えたつもりでも、いざ本番になると全然出てこないというケースが非常に多いです。
いわゆるうろ覚えの状態ですね。
だからこそ自分で確認テストをして、暗記できているかを確認しなければいけません。
単語王は4章に分かれているので、1章を終えたらテストをして、完璧に覚え切ってから次の章へ進んでください。
あいまいな状態でどんどん先へ進んでも、成績は伸びていきません。
暗記カードで覚えよう
別売りのフラッシュカードを使って、ニガテな単語をテストしましょう。
どうしても費用の面で厳しい場合は、自分で暗記カードを作ってください。
単語帳でテストをすると、色々なヒントが見えてしまうので、正しくテストをすることができません。
単語王の公式サイトにもテスト機能がありますが、3択形式なのでうろ覚えでも回答できてしまいます。
スキマ時間に単語を確認するのであれば効果的ですが、テストをするにしては3択では不十分。
入試と同じ条件で「何もヒントが無い状態で訳が思い出せるか」を確認するようにしましょう。
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ステップ④定期的に復習
人間は覚えたものを少しずつ忘れて、新しく何かを覚えていきます。
単語王で覚えたたくさんのワードも、復習しなければ少しずつ頭から抜けてしまいます。
2202語を入試本番まで、忘れずに記憶に定着させられるように、必ず復習をしていきましょう。
ポイントは「とにかく触れる回数を増やす」こと。
触れる回数を増やせば増やすほど、長期記憶に定着しやすくなり、記憶からも抜けにくくなります。
ニガテな単語にはチェックをつけて、特に復習の回数を増やしていきましょう。
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単語王を絶対に完璧にしよう!
単語王に取り組むと決めたら、途中で投げ出さずに最後まで完璧に固めてください。
もし「単語王のせいで成績が伸びない」と感じていたら、それは単語王が原因なのではなく、暗記の精度の問題です。
レベルさえ間違えなければ、どの単語帳を使ってもしっかりと成績は伸びていきます。
1冊の英単語帳を完璧に固める、最後まで覚えるという信念をもって、取り組んでいきましょう。
途中で単語帳を変えることが無いよう、書店で実際に中身を見て、「これで勉強したい!」と思えるものを選んでください。
単語王2202のレビュー・口コミまとめ
ポイント
・難単語までカバーできる、上級者向けの英単語帳
・派生語や複数の訳を覚えられる
・別売りのフラッシュカードやCDも効果的
・とにかく何周も復習して、記憶に定着させる
・必ずチェックテストをして、暗記できているか確認
・単語王に取り組むと決めたら、最後まで完璧に
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
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