赤本と青本のどちらを選ぶべきか、迷うことがあるかもしれません。
記事と筆者の信頼性
筆者は赤本と青本を両方使い、早稲田大学に合格
手元に赤本と青本を用意して、中身を見ながら比較
これまで150以上の大学・学部の過去問を研究
予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
目次
赤本と青本の違いって??
赤本はほとんどすべての大学の過去問を取り扱っているのに対して、青本は東大京大・早稲田慶應といった、難関大学の過去問しか取り扱っていません。
過去問の収録年数は、青本が5年分であるのに対し、赤本は大学・学部によって収録年数が大きく変わります。
値段はどちらも税込みで2,000円ちょっとと、ほとんど差はありません。
出版社が違うため、本の構成や解説の面で違いがあります。
青本の方が解説が若干ですが詳しく、親切だと言われています。
下は早稲田大学商学部のある年の、全く同じ英語の問題の解説を比較したものです。
赤本の解答の解説
青本の解答の解説
青本の解説は2ページにわたっていて、解説が少しだけ赤本よりも掘り下げられている印象を受けます。
大幅な違いがあるわけではないですが、やや青本の方が詳しいといえるでしょう。
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赤本と青本はどっちがおすすめ?
先ほどもお伝えした通り、赤本よりも青本の方が解説が詳しい傾向にあります。
なぜなら青本は東大京大・早稲田慶應といった、難関大学専門の過去問集だからです。
赤本よりも大学の守備範囲が狭い分、より詳しい解説がなされています。
また解説者の質が、青本の方が高いと言われています。
青本は駿台予備校の講師が書いています。
青本は解説の執筆者を公開しているので、誰が解説を書いているのか一目で分かるんです。
名前を公開されるという事は、それだけ解説に責任を持たされるという事ですね。
それに対し、赤本はそういった受験のプロが解説を書いているケースは少ないと言われています。
大学のレベルが低くなればなるほど、解説者の質も低くなっているという声も少なくありません。
赤本と青本のどっちが良いのかと聞かれれば、青本の方が良いと言えるでしょう。
赤本と青本を両方使うのもあり?
難関大学の過去問を演習する際に、赤本と青本を併用するといった使い方もあります。
赤本と青本は解説者が違うため、2つの角度からの解説を読むことができ、回答法をより深く理解できます。
両方を買うのは金銭的にも時間的にも負担は大きくなりますので、第一志望の過去問演習を行う時にのみ、2冊を併用してみるというのも1つの手ですね。
ポイント
・青本は難関大学に特化した過去問で、解説が詳しい
・赤本は様々な大学の過去問を取り扱っているが、やや解説が不親切
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青本はどこの大学をカバーしているの?
ここまで「青本は赤本よりも解説が詳しい」とお伝えしたので、青本を使おうと考えている人も多いでしょう。
青本はカバーしている大学が少ないので、下のリストで自分の受けたい大学があるかを確認してください。
青本がある大学
・旧帝大(東大・京大・東北大・九州大・北海道大・大阪大・名古屋大)
・一橋大学
・東京工業大学
・慶應義塾大学(環境情報学部・総合政策学部のSFCを除く)
・早稲田大学(人間科学部・スポーツ科学部を除く)
志望校は青本で収録されているけれど、併願校は無いというケースも多いでしょう。
少し難易度が易しい滑り止めの大学の過去問を演習する際には、赤本を使う必要があります。
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青本や赤本はどこで買うのがお得?
青本や赤本は1冊で2,000円以上しますから、何冊も買うのはちょっと金銭的に厳しいですよね。
おすすめは併願校のみ、インターネットでちょっと古い過去問を安く手に入れること。
1年前の過去問であれば、半額の1,000円程度で購入できることもあります。
これだけでも金銭的には、結構違いますよね。
インターネットで中古の赤本・青本を買う際には、注意点もあります。
・志望校の過去問は、必ず最新版のものも買う
・書き込みがないかをチェックする
・最新の過去問に目を通し、ここ数年で傾向に違いがないかを確認する
の3点です。
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インターネットで中古の赤本・青本を買う際の注意点
中古の過去問を購入する際には、3つの注意点があります。
①志望校の過去問は、必ず最新版のものも買う
志望校の過去問は、1年でも多く解きたいですよね。
もちろん年度も新しければ新しいほど、本番に近い形式で過去問演習ができます。
ですので志望校の過去問だけは、必ず最新版のものも買ってください。
そして古い過去問も購入し、10年分くらい、ガンガン解きましょう。
ここでお金を節約しても、志望校に落ちてしまっては何の得にもならないという事を、忘れないでくださいね。
私は志望校であった早稲田大学、志望学部は10年ほど、その他の学部も5年ほどは解きました。
②書き込みがないかをチェックする
中古の赤本や青本が家に届き、開いてみると書き込みがビッシリ。
これでは過去問演習なんて、できたものじゃありません。
キレイな過去問でないと、モチベーションも下がってしまいますよね。
しかし売る側はとにかく売りさばいてしまいたいわけですから、商品説明に、書き込みがあることを明記していない場合もあります。
なので書き込みについて明記がない場合は、必ず出品者に問い合わせてから購入しましょう。
③最新の過去問に目を通し、傾向が変わっていないか確認する
滑り止めの大学の赤本や青本まで、最新のものを買っているお金はない。
そんな方は、ちょっと古いものを演習するのもありです。
しかし古い過去問で演習していていると、最近の1~2年で大きく傾向が変わっても、気付かずに、入試本番で撃沈することも珍しくありません。
東進の過去問データベースやパスナビなどで、最新の過去問に目を通しておく必要があります。
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青本に取り組む前に、知っておいて欲しいこと
青本は東大京大・早稲田慶應といった難関大学専門の過去問集です。
青本は難しい大学の過去問を収録しているので、問題に取り組んでみても、ほとんど分からないというケースも多いでしょう。
私も現役の時は「過去問をどんどん解くことが大切だ」と言われ、志望校や併願校の過去問をたくさん解いていました。
しかし点数はほとんど上がらず、現役では日東駒専を含む12回の受験ですべて失敗。
過去問を解くことで形式に慣れることはできますが、最も大切な「実力」の部分はほとんど上がりません。
過去問を解いて弱点や傾向を分析して、その反省をもとに勉強をすることで、成績が伸びていくんです。
最初は青本を見て「こんなに難しい問題が出題されるんだ」と現実を知り、徹底的に基礎固めをしていきました。
そして夏ごろから半分ほどの得点を取れるようになり、そこから「どうすれば合格点に近づけるか」を分析し、少しずつ得点を伸ばしていきました。
その結果、入試の1ヶ月前には、安定的に合格点が取れるようになりました!
ただやみくもに青本を解くのではなく、「まずは過去問と戦う土台を作り、それから過去問で弱点を分析して、補強する」という順序で進めてください。
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結論:志望校の青本があれば、青本を使うべし
ここまでお伝えした通り、青本の方が解説はやや詳しいのですが、収録されている大学が少ないです。
ご自身の志望校や併願校の青本がある場合は青本を使い、ない場合は赤本を使うというのが良いでしょう。
ポイント
・青本は赤本に比べて解説はやや詳しいが、取り扱っている大学の数は少ない
・志望校の過去問は、必ず最新版のものを買おう
・お金がどうしても足りない時は、併願校はインターネットで中古の過去問を手に入れよう
・中古の過去問をに取り組む際には、必ず最新の過去問にも目を通そう
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
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