漢文道場の特徴とレベル
「漢文道場」は漢文の基礎から応用レベルまでを網羅した、2次試験向けの漢文の実力の仕上げにはもってこいの参考書です。
第一部の基礎編で句法、簡単な語彙などの必須事項を総復習し、第二部の錬成編、第三部の実践編でその知識を用いて演習を積み重ねる、と言った流れで進んでいきます。
ただこれだけだと「漢文道場」は漢文初学者を国公立二次・私大レベルまで引き上げてくれる参考書のように見えますが、現実は違います。
あくまで「漢文道場」を使うべき受験生は、漢文の句法は完璧にしてあり、ある程度の語彙も兼ね備えているくらいのレベルです。
そのレベルの受験生に、早稲田やMARCH、国公立二次の漢文と戦うための力をつけてくれます。
句法が曖昧な受験生や、「会話文の中の臣ってどういう意味?」というレベルの受験生が「漢文道場」を使っても、漢文の実力の仕上げとしての効果は期待できないと思ってください。
まだ漢文の力に自信がない受験生は、「漢文が得意になる!大学受験の漢文の攻略法」を先にお読みください。
漢文の読み解き方や正しい勉強法を知ったうえで、力を蓄えてから漢文道場に挑戦しましょう。
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「漢文道場」の使い方と勉強法
漢文道場には多くの問題が掲載されています。
問題を解くことに集中しすぎると、「語彙チェック」や「句法チェック」、またページ下部にある補足説明を読み飛ばしてしまいがち。
また解答解説に含まれている全訳もおろそかにしてしまう受験生が多いようです。
しかしこの「漢文道場」を使う意義はそれらの補足説明や、背景知識となっている部分にあります。
なぜなら、国語は「新しく読む文章と向き合う」教科だからです。
実際のところ、この参考書の問題として読んだ文章が入試で出題されることは、あまりないわけです。
そんな中なぜ問題演習を繰り返すのでしょうか。
その答えは、「漢文に慣れる=漢文を読む基礎知識や感覚を身につけること」なのです。
確かに句法と語彙の学習だけを繰り返しても、たしかに漢文のテストで点数は取れるようになるかもしれません。
しかしそれは効率的ではありません。
たとえば漢文においては、孔子の考え方であったり、杜甫などの詩人が残した文章であったりが、それとは一見無関係な文章においても多く登場します。
また日本人が書いた漢文でない限り、その文章に含まれる教訓や考え方の根底には、彼ら偉人の考え方があることが多いです。
それを考えるとこの「漢文道場」で多くの問題演習を重ねる意義というのは、覚えた文法事項を実戦で使える知識にすることだけでなく、漢文の根底にある考え方、知識を吸収することにもあるのです。
その点「漢文道場」では「出典」や「概要」の欄を読むことによって必要な知識を吸収することができるようになっていますから、これを読まない手はありません。
具体的な手順としてこの参考書への取り組み方を示すのであれば、次のようになります。
①問題を解く
②解答解説で答えをチェックする
③概要・出典を読み込む
④全訳を読み込む
⑤語彙チェック、句法チェックの欄を使って知識を補充する
できればこのプロセスのどこかで本文の音読も加えておくと良いでしょう。
返り点等の処理の感覚であったり、再読文字への注意力であったりは、この音読によって養成されやすいからです。
問題を解くことばかりに集中せず、漢文というジャンルの根底に流れる知識を吸収していくことが、国公立二次や私大の漢文の試験ではじめての文章と対峙した際にも自信を持って解答をするいい支えとなってくれるでしょう。
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漢文道場が終わったらどうする?
漢文道場が終わったら、過去問演習に入っていきましょう。
漢文の基礎的な読解力をつけたので、ここからは志望校に合わせた回答力をつけていきます。
大学・学部ごとに問題にクセがあるので、どのように回答するべきかを研究していきましょう。
その中で、自分に足りない知識があると感じたら、新たに参考書を追加するなどして補っていきます。
この作業を繰り返して、合格点へと1点ずつ引き上げてください。
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